「ディズニーランドでデートしたら別れる」都市伝説は本当? ディズニーランドでの振る舞いから見る、男女の違い

恋愛・結婚

2017/5/17

恋するディズニー 別れるディズニー(新潮文庫)』(堀井憲一郎/新潮社)

 我ら千葉県民が誇れるものといえば“世界一有名な夢の国”がある。春休みシーズンになれば全国の学生が集まり、修学旅行の行き先にもなっている夢の国は日本を代表する観光地だ。

 そんなディズニーランドに不穏な都市伝説があるのをご存じだろうか。関東圏に住む若者であれば一度は耳にしたことがある「ディズニーランドでデートしたカップルは別れる」というもの。この噂を初めて聞いたのは中学生のころだったか、「絶対にデートでは行かない」と心に固く誓ったことを思い出す。

 ところで、なぜこのような話が生まれたのか、気になるのは私だけだろうか? 個人的な見解としては、アトラクションの待ち時間で話すことがなくなってしまい気まずくなったことで喧嘩に、というものだと思っていたが、果たして…。

 そんな「カップルが別れる」という風説を調べるため、長期間にわたり、数多くの学生カップルを観察、そして真面目に考察しているのが『恋するディズニー 別れるディズニー(新潮文庫)』(堀井憲一郎/新潮社)だ。本書では“男”と“女”の性格や考え方の違いに触れながら、園内でどのような男女トラブルが発生しているのか解説している。それでは、独断と偏見をもって、本書で語られている男女の違いの一部を紹介しよう。

■男はディズニーランドを攻略したがる

 そうなのです。男子たるものディズニーランドに行ったら、いかに効率よく園内を回り、自分が乗りたいアトラクションに乗れるのかということに重きを置く。そう、無駄が大っ嫌いな生き物なのだ。でも道に迷えば、マップ片手にああでもない、こうでもない、と試行錯誤。「スタッフに道を聞く? バカたれ! そんなの負けじゃないか」と本気で思ってしまうもの。そう、負けず嫌いでもある。なんともメンドクサイ…。「あ、これ俺のことだ」と思った男子諸君。そんな君に付き合ってくれる彼女は、素敵な女性だ。手放してはいけないよ。そんな痛い男子を見て、興ざめしてしまう女子がきっと多いはずなのだから…。

■女性は身近にいるものの状態を見るのが得意

 ディズニーシーでダッフィーのぬいぐるみを吟味する女性。男からすると「どれも一緒じゃん?」と思ってしまうもの。しかし、彼女たちにしてみれば、そうではない。ダッフィーAもダッフィーBもダッフィーCも、みんな違う子なのだ! しかも、散々吟味した挙句買わなかった女の子を見た男は「な、なんだと…」と心の中で絶句している人が多いはず。中には、目の前で起こった出来事が許容量を超えてしまい、イライラしてしまう輩も…。そう、ここで男の包容力が試されるのだ。「買わへんのかーい」と明るくツッコんだり、「そっかぁ」とニコニコ笑う彼氏・旦那さんがいるという貴女。その人、手放してはいけないよ。

 他にも、園内での様々な男女の違いがあらゆる角度で解説されている。一通り読めば「ああ、男と女って別の生き物なんだな」と実感できること請け合いだ。さらにそれだけでなく、ディズニーランドが空いているベストなタイミング、恋人たちの理想的なデートプランまで用意。ディズニー好きであれば、かなり満足できる内容になっている。

 ちなみにディズニーランドが空いているタイミングであるが、これは是非とも本書を読んで確認していただきたい。え? 何でかって? それは混んだら困るからじゃないか。まぁ、一緒に行ってくれるガールフレンドなんていないけど…。

文=冴島友貴