【支援を要する子】「できない」を解決し、「できる」を増やす! すごい市販グッズ

出産・子育て

2017/5/19

『発達障害の子のための「すごい道具」: 使ってみたら、「できる」が増えた(Oyakoムック)』(安部博志/小学館)

 ユニバーサルデザインの市場規模は拡大する一方らしい。他方、生活のちょっとした場面で“困り感”を持つ子どもは存在し続けている。

発達障害の子のための「すごい道具」: 使ってみたら、「できる」が増えた(Oyakoムック)』(安部博志/小学館)によると、支援を必要とする子どもたちは、その子の努力が足りないせいではないにもかかわらず、「できない」ことを叱責されたり自ら落ち込んだりして、総じて自尊心が低いという。

 しかし、実は、「できない」ことの大半は、「できるようになる道具」があればあっさり解決するという。そして、発達に遅れや偏りがある子どものための道具は、少ないながらも世に出ている。また、そうした子ども向けと謳っていなくても、「できない」を解決してくれる道具も出回っている。

本書は、「(1)教室で使われて効果があったもの」「(2)保護者の評判がよかったもの」「(3)高価すぎないもの」の3点を基準に、支援を要する子どもが自信を取り戻せる数々の道具を掲載している。

本書から、道具の一部を紹介したい。

本書 第2章「不安になって混乱しやすい子に」より

薬をうまく飲み込めない子には…

らくらく服薬ゼリー(株式会社 龍角散)
https://www.ryukakusan.co.jp/promotion

薬をゼリーで包み込んで飲みやすくする服薬ゼリー。デザート感覚でのどの奥に入る。

【本書より】

薬独特の苦味、粉、粒。これらは普段の食べ物と違う味や形状のため、味覚や感覚に過敏性のある子はとても嫌がります。(中略)感覚の過敏とは闘わないことです。闘ってもいいことはひとつもありません。(後略)

本書 第3章「じっとしていられない子に」より

じっとしていられず、急に走り出す子には…

リッチェル ポーチュ 2WAYチェアベルト
https://www.richell.co.jp/shop/baby/detail/45041

多動の子どもの予期せぬ動きをコントロールする迷子ひもで、人混みや交通事故から守る。

【本書より】

(前略)外に長いこと出してもらえないと親も子もストレスばかりがたまります。(中略)犬の散歩みたいだからと、昔はおばあちゃん世代が顔をしかめることもあったようですが(中略)その人たちが、道に急に飛び出すお子さんの安全を守ってくれるわけではありません。(中略)迷子ひもを上手に使って、親子で外出を楽しもうではありませんか。(後略)

本書 第5章「学習の理解が遅い子に」より

なわとびを跳べない子には…

鉄人倶楽部エアーなわとび
http://kawase-net.jp/
〉Product 〉鉄人倶楽部 〉ヘルス&ビューティ 〉エアーなわとび【ヘルス&ビューティー】

飛ぶタイミングがつかめずに、なわにひっかかる子ども向け。ひもがついていないエアーなわとびで、手首の回し方など大事なポイントが体でわかる。この商品とはセットではないが、ジャンプの練習は身長に合わせて切ったゴムホースで行うとよい。

【本書より】

(前略)2つのことを同時進行させる協調運動が苦手な子は、なわとびができません。でも上肢と下肢を別々に練習すると、コツがつかめます。(後略)

 成功体験を積み重ねることで、自尊心は高まっていき、チャレンジする気持ちが生まれる。親の心配や負担感も軽減する。本書に掲載されている道具を上手に使って、家庭で笑顔を増やしてもらいたい。

文=ルートつつみ