『裏僕』完結に悲しみの声続出「ずっと追いかけてきたからすごい喪失感」

マンガ

公開日:2017/5/31

 人気漫画『裏切りは僕の名前を知っている』(以下、『裏僕』)が、2017年5月23日(火)に電子書籍化された最新13巻で完結した。長い間愛されてきた作品なだけに「え、やだ… 辛い」「裏僕が完結した世界でどう生きていくべきか…」と名残惜しむ声が続出している。

 同作品は小田切ほたるが描く珠玉の転生ファンタジー。2005年より『月刊ASUKA』で連載を開始し、2017年4月24日(月)まで10年以上に渡りファンを虜にしてきた。その長い歴史の中ではアニメ化、ゲーム化に加え、3度にわたり舞台化もされている。

 登場するキャラクターも主人公の祗王夕月(ぎおうゆき)を始め、黒髪の悪魔・ルカ=クロスゼリアなど美男子ばかり。さらに登場人物たちは、他人の傷を癒す『神の光』など様々な特殊能力をもっており、手に汗握る異能バトルに心をくすぐられるファンも多い。また作中に散りばめられた固有名詞の格好良さも人気の理由で、武器の名前1つとってみても「罪と罰(クライ・クロウ)」など凝ったものばかり。読者からは「私の初恋の相手はルカ様でした」「呪文の詠唱とか暗記してたなぁ(笑)」と懐かしむ声もちらほら。

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 そんな『裏僕』の最終巻とあって、ファンからは「とうとう裏僕が終わるのか… 漫画にのめり込むきっかけをくれて本当にありがとうございました」「なんか今までの思い出が蘇ってきて泣いた」「中学生の頃からずっと追いかけてきたからすごい喪失感がある」との声が相次いだ。

 ちなみに『裏僕』は11巻が発売されてから12巻が出るまで約3年という長い空白の期間があったが、今回は1年も経たずの発売。最終巻発売でかつて読んでいた読者たちも再注目しているようで「完結ってまじかよ! 友だちに貸しちゃったからまた集め直さないと!」「11巻で止まってるけど“完結”って言葉が目にはいってきて『裏僕』熱が再燃した」との声も。学生の頃に読んでいたという人も、最終巻発売を機にもう一度『裏僕』に没頭してみてはいかが?