「全部ボツにしましょう」女性に必要なバッグは3つだけ! フランス人の○○を見つけてから無駄をなくす、具体的なルールとは?

生活

2017/5/20

 いくら断捨離しても、なぜかむくむくとわきあがる女の物欲。いつのまにかつく贅肉のようにモノが増えるのは悩ましいが、そんな中でも「バッグ選び」は、お気に入りのブランドを優先したり、欲しいカタチがあったりと、比較的こだわりのある女子は多いもの。だが実際のところ、「これならいける! と思って買ったのに、なんかちょっと違う〜」なんてこと、多くないだろうか。

『マイバッグ 3つのバッグで軽く美しく生きる』(ドミニック・ローホー:著 赤松梨恵:訳/講談社+α新書)

 こだわっているのに失敗する…そんな悩める女子の悪循環を断ち切るために、究極のバッグ選びを指南する『マイバッグ 3つのバッグで軽く美しく生きる』(ドミニック・ローホー:著 赤松梨恵:訳/講談社)は、大いなる援軍となってくれそうだ。

 著者は『シンプルに生きる 人生の本物の安らぎを味わう』(講談社)、『「限りなく少なく」豊かに生きる』(講談社)など累計300万部のベストセラーを持つ、フランス生まれのドミニック・ローホーさん。禅の修行などを通して日本の精神文化への理解を深め、30年以上も筋金入りのミニマリストとして過ごしてきたという女性だが、そんな彼女でもバッグ選びに関しては多くの失敗と投資を繰り返してきたという。その経験から得た「マイバッグ道」は、「完璧、そしてシンプルな自分のバッグとともに生きることは、自由と独立、そして夢の実現への近道なのです」(前書きより)と多少大げさだが、実のところ極めて具体的かつ実践的だ。

 たとえば彼女の経験上、女性に必要なバッグはたった「3種類」だという。中でもひとつに絞るなら「トートバッグ」で、素材や縫製の質が高く無駄のないデザイン、外側に大きなファスナーポケット、サイドにはオープンポケットがあるものを選びたい。他に必要なのは「ミッディバッグ」と「ポシェット」で、前者は買い物や女子会、旅先の街歩きなど様々なシーンに活躍するバッグのことで、装飾的なデザインは避け、「横30センチ×縦20 センチ×マチ10センチ」が最適サイズ。ローホーさんいわく、理想は、客室乗務員のバックだそう。また大事な貴重品だけを携帯できる「ポシェット」は、何にでもあわせやすいシンプルなデザインで、薄くて丈夫な革製のものを選ぶといい。

 このほかバッグの中身の整理術や使えるアイデアを「言い切ってくれる」姿勢が心強いのだが、さらに重要なのは上記の3アイテムを揃えたら思い切って出番の少ないバッグは処分するのが肝心。「リスト化して不要物を見分ける方法」など処分する手立ても詳しく指南してくれる。

くたびれた革のバッグは忘れて。個性のないチープなバッグも忘れて。就職活動のために買ったバッグも忘れて。中古品、シャネル風、フェイクレザー、エスニック調、免税店で買ったもの…全部ボツにしましょう

 手厳しいが、ぐっとくる。実はこうした作業を通じて見えてくるのは、いかに自分がモノ選びに失敗してきたかという反省だ。いつまでも流行やブランドに流されてイージーに選んでいたら、結局は使えないものが山になる。だからこそ、こうやって著者と一緒に「バッグ」にとことんこだわって考えることで、「自分が本当に好きなもの」のイメージが具体的になる収穫は大きい。つまりそれは、自分なりの「選択眼」を持つということであり、ひいてはモノを吟味して生活をよりシンプルにしていくことにつながるからだ。

 断捨離やお片づけ本は「無駄なものを見つけて捨てる」ことに収斂しがちだが、彼女のような「むしろ自分の理想を手にすることで無駄をなくす」という逆転の発想は、ポジティブに感じられてちょっとワクワクする話でもある。なにせ理想のマイバッグを探す楽しみがある上に、中途半端な買い物もしなくなるのだから、これは実践してみる価値大だろう。

文=荒井理恵

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