戦後間もないハリウッド、あの名作映画の舞台裏で何があったのか!? 社会派漫画家・山本おさむ新連載スタート

マンガ

公開日:2017/5/25

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    (C)山本おさむ/小学館

 山本おさむの新連載『赤狩り』が掲載された『ビッグコミックオリジナル』11号が、2017年5月20日(土)に発売された。

 『どんぐりの家』『聖-天才・羽生が恐れた男』『そばもん』などを手掛け、“社会派”として知られる漫画家・山本おさむ。今回山本が選んだ題材は、アメリカが行った共産主義者(アカ)やその支持者(シンパ)に対しての権力による弾圧事件、通称「赤狩り」だった。

 舞台は第2次世界大戦後のハリウッド。当時のFBI長官J・エドガー・フーヴァーは、共産主義者(アカ)は軍事スパイのみならず政府機関からハリウッド映画まであらゆる所に浸透、国家転覆を狙っていると指摘。FBIの威信にかけ、アメリカからアカとシンパを一掃すると宣言。こうしてアメリカに吹き荒れた“赤狩り”の嵐は、映画「ローマの休日」の舞台裏にも迫り―。

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 同作は『ビッグコミックオリジナル』の4号連続新連載の1つ。すでに連載中の『昭和天皇物語』(能條純一+半藤一利+永福一成)、『人間失格』(伊藤潤二+太宰治)に続く第3弾作品で、次号6月5日発売号では『しっぽの声』(原作:夏緑、作画:ちくやまきよし、協力:杉本彩)がスタートする。

 「ローマの休日」など名作映画が生まれる裏側で、表現者たちはいかに格闘したのか。『ビッグコミックオリジナル』に初登場となる山本が“表現の自由”に挑む。『赤狩り』の今後の展開から目が離せない。

※掲載内容は変更になる場合があります。