“肉=太る”は迷信。肉をおなかいっぱい食べてやせる肉好き必見のダイエットとは?

健康・美容

公開日:2017/5/29

「カロリーが高い」「脂分が多い」「コレステロールが高い」「消化が悪い」という理由から、肉は太るモト……と、大好きな肉を避けていませんか? 肉=太る神話に捕らわれているなら、それはもったいないこと。今日は月に一度の肉の日。「肉をおなかいっぱい食べてやせられる!」と、今注目を集めるMEC食ダイエットをはじめてみませんか?

■MEC(メック)食って?

 先日放映された「ダイエット総選挙2017夏の陣」(TBS系列)でも、オデブ女性が10kg超えのダイエットを続々と叶えたMEC食。MEC食とは、離島医療に従事するこくらクリニック院長の渡辺信幸先生がたどりついた予防医療としての健康食です。5000人以上が実践し、病気を克服したなどという体調改善のほか、10~20kgのダイエットへと導いてきた実績があります。

■肉・卵・チーズが食事の中心という前代未聞のダイエット法

 なんとMEC食での食事の中心は野菜やスーパーフードなどではなく、肉(MEAT)、卵(EGGS)、チーズ(CHEESE)。それぞれの頭文字がネーミングの由来で、材料が手に入りやすく、お金があまりかからないのも特徴です。子どもから高齢者まで、いつでも、どこでも、誰もが気軽にできて、しかもおいしく食べられるという食事法です。

advertisement

【MEC食のルール】
1:肉200g(薄切り肉8~10枚相当)・卵3個・チーズ120g(6Pチーズ1パック相当)が一日の基本量

この3つを食べるだけで厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」の必須栄養素の摂取目安量をほぼ満たすことができます。唯一、ビタミンCは不足しがちなので、ブロッコリーやゴーヤー、パプリカなどのビタミンCが多い食材を付け合わせに添えれば完璧だそう。

2:ひと口30回かむ
肉、卵、チーズを粒ガムサイズに小さく切って、口に入れたら30回かむ。食べ物の形がなくなり、唾液とまざって液状になって、自然と喉へと流れるくらいになるのが目安。

3:おなかがすいたら、いつでも食べていい。
MEC食では、食事の回数、時間にも制限やルールはなし。肉・卵・チーズを、ひと口30回かんで食べるのであれば、深夜や寝る前に食べてもOK。ストレスを抱えず、ライフスタイルに合わせることが大切だそう。

■やせた報告が続々!

 本当にやせるの? と”肉=太る”概念に捕らわれていた人にとっては驚愕の食事法かもしれませんが、MEC食を取り上げた『肉食やせ!』(渡辺信幸:監修/主婦の友社)や『肉・卵・チーズで人は生まれ変わる』(渡辺信幸/主婦の友社)では、実際にMEC食でやせたという声が多数掲載されています。

100kg以上あった体重が、無理せず-45kg!

    img01

MEC食歴 1年6カ月の看護師の女性(27歳)
身長:157cm
体重:115kg→70kg
中性脂肪:220→58

 夜勤勤務もある看護師として勤務する中、以前は、夜勤の日に「夜に何かを食べると太る」という固定観念があり、我慢しないと太る……。と思っていたと言います。しかし、渡辺先生の夜中でも食べていいという指導で、救われたそうです。(『肉・卵・チーズで人は生まれ変わる』(主婦の友社)より)

開始後7カ月で体重-9kgの他、見た目年齢-10歳!

    img01

MEC食歴5年のエステ関係サロンを経営する女性(50代)
身長:152cm
体重:61kg→52kg

 食事の時間が不規則な接客業の中、3食きちんと食べなくてもいいというMEC食がライフスタイルにあっていたといいます。やせた以外にも、肌にハリとツヤが出たことを実感し、乾燥も気にならなくなったそう。さらに、バストやヒップもきゅっと引き締まって、年齢よりかなり若く見られることが多くなったそうです。(『肉食やせ』(主婦の友社)より)

 また、MEC食はやせたという以外にも、糖尿病や高血圧、関節リウマチ、アトピー、不妊、円形脱毛症の改善報告も寄せられています。

 そんなMEC食の詳細な方法や考え方をまとめたのが、『肉・卵・チーズで人は生まれ変わる』(主婦の友社刊)。素朴な疑問に答えるQ&Aや体験者の声がまとまり、すでに始めている人も、これからスタートする人も参考にできる一冊となっています。

 また、MEC食を実践していく中で参考になるのが、MEC食メニューを集めた『肉食やせ!』『まとめて作って肉食やせ!』(ともに主婦の友社刊)。美味しく食べたい、長続きさせたい、というリクエストにこたえる豊富なレシピの他、『肉食やせ!』では外食の注意点やコンビニ活用法など、『まとめて作って肉食やせ!』ではお弁当例なども掲載しています。

 ダイエットとしてはもちろん、あらゆる悩みにも対応するMEC食。肉好きの人はもちろん、カロリー制限ダイエットなどに失敗した経験があるなら、試してみてはいかがでしょうか。

img06

渡辺信幸
こくらクリニック院長。1963年愛知県生まれ。名古屋大学医学部卒業後、沖縄県の総合病院に入職。4年間の研修を経たのち、伊良部島や宮古島などの離島医療に従事する。離島では、 脳卒中や心筋梗塞など重篤な患者を救えないケースも少なくないため、予防医療に注目。 以来、生活習慣病外来を運営して5,000人以上の患者をダイエットに成功させた。現在では市民への啓蒙のため、地元コミュニティーFM局でラジオパーソナリティーも務めている。著書に『日本人だからこそ「ご飯」を食べるな』『肉食やせ!』『まとめて作って肉食やせ!』『肉・卵・チーズMEC食で ボケない老けない疲れない!』。「主治医が見つかる診療所」「林修の今でしょ!講座」などのテレビ出演も多数。