シリーズ累計45万部突破!まるで “半沢直樹”!? 銀行支店長が書いた「お金が増える仕組み」が身に付く超実用エンタメビジネス小説

ビジネス

2017/6/1


『読むだけでお金の増やし方が身につく 京都かけだし信金マンの事件簿』(菅井敏之/アスコム)

 かつてチャーリー・チャップリンは言った。「この人生は、どんなにつらくとも生きるに値する。そのためには三つのことが必要だ。それは、勇気と、希望と、いくらかのお金だ」。確かに、人生、金がすべてではないが、生きていくすべてには何にだって金がいる。金に悩まされない人生を歩むにはいったいどうすれば良いのか。そんな人生を送れるならば、送ってみたい。

 菅井敏之氏の著『読むだけでお金の増やし方が身につく 京都かけだし信金マンの事件簿』(アスコム)は、元メガバンク支店長で現在は不動産経営で年間7000万円の不動産収入があるという著者が描いた「お金」にまつわるエンタメビジネス小説。『お金が貯まるのは、どっち!?』、『金の卵を産むニワトリを持ちなさい』で累計45万部を突破した著者が描き出した小説は、お金にまつわる「スゴ技」が詰め込まれた、実践的なもの。菅井氏によれば、私たちがお金の不安から逃れられない本当の理由は、毎月のお給料や年金以外に、お金が増える仕組みを持っていないのが大きな原因だと言う。この本は、小説ならではの臨場感で、金融機関を上手に使ってお金を増やすには、どう行動すべきかを描き出しているから、お金に悩むすべての人に役立ちそうだ。

 舞台は、桜咲く京都。洛中信用金庫入社3年目の和久井健太は、北王路支店の営業部に配属されるも、先輩から引き継いだ長年の取引先を次々と失い、信金マンとしての自信を失う日々を送っていた。そんなある日、ふと立ち寄った喫茶店で、職業、住所・年齢ともに不詳の謎の中年男・桜四十郎に出会う。桜はなぜか金融関連の事情に詳しく、悩める和久井に対して与えるアドバイスはあまりにも的確。そんな桜のアドバイスに感銘を受けた和久井は、桜と同居し、桜から金融業の基礎から実践まで教えてもらうことに! メガバンクの巧妙な罠にはまり、貸し剥がしにあう老舗商店。人々の夢と希望と「お金」を奪うメガバンクの策謀…。読むだけでお金の増やし方が身につく一発逆転の痛快マネー小説がここにある。

「キャッシュフロー」を整えよ!
「日本政策金融公庫」を使い倒せ!
予期せぬ負債・借金は「一本化」!
面白くて役に立つ! しかも「泣ける」!

 銀行支店長でなければわからなかった「お金の裏話」は実践的であるばかりでなく、エンタメビジネス小説、お仕事小説として面白い。主人公は“半沢直樹”ほどはカッコ良くなく、押しの弱い性格で、仕事もやりがいを見出せていない若者だが、だからこそ、共感できる。信金マンとしてお金の「スゴ技」を使って、お金に困るお客様をギリギリの逆転で救っていく様子は痛快で、感動の涙さえあふれる。「お金」という、ある意味、命の次に大切なものを扱うシビアな現場だからこそ、心をかよわせることができた人間同士のドラマには、人として生きるのに「お金」の他に何が大切か、という著者のメッセージが読みとれる。非常によくできたストーリーで、このまま映像化が可能ではないかと思えるほどだ。

 登場人物を自身に置き換えて、この本を読んでみてほしい。そうすれば、あなたは、きっと本当の「お金の増やし方」に気づかさせるはずだ。

文=アサトーミナミ