経験人数9000人のAV男優しみけんが導き出した『最高のセックス』が男女の“セックスにまつわる問題”を解決!

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更新日:2017/6/26

『SHIMIKEN’s BEST SEX 最高のセックス集中講義』(イースト・プレス)

 年間500本のAVに出演する、伝説的男優“しみけん”さんによる、待望の新著が発売されました! その名も『SHIMIKEN’s BEST SEX 最高のセックス集中講義』(イースト・プレス)。セックスに関する、超実践的なハウツー本です。

 といっても、ただのハウツー本ではございません。「お医者様レベルの理論」と「たくさんの実践」を組み合わせることによって、「最高のセックスへのおみちびき」が生まれると説いた一冊です。きちんとした理屈のうえに、9000人の女性と身体を合わせてきたしみけんさんの考察が入っているので、とても説得力があります。たまに人体が図解されていたりして、さながら保健体育の教科書のようです。

 本書は、事前準備に始まり、身体のアレコレ、実践に伴う際のお作法など、11のレッスンで構成されています。セックスに関する悩みが一通り網羅されていると言っていいでしょう。

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 本の内容をちょっとだけご紹介したいと思います!

女性に嫌われる人、嫌われない人

 レッスン3の【準備について】では、男性がセックスのスタートラインに立てているのかどうかをチェックします。

 100人の女性に好きな男性のタイプを聞くと100通りの答えが返ってくるのに対し、嫌いなタイプを聞くと、大体3パターンに集約できるんだそうです。それが、

(1) 不潔 (2)不自然 (3)ネガティブ

 以上の3つ。不潔は言わずもがなですね。ヨレヨレの服装、伸びっぱなしの髪・ヒゲ・爪、強い口臭……女性から見たらほぼ100%アウトです。次に不自然についてですが、身の丈に合わない言動をする男は嫌われます。似合わないブランド物を身に着けていたり、「有名人の◯◯さんと仲が良い」といった人脈自慢は絶対にNG。最後のネガティブですが、後ろ向きな男性には、女性だけでなく、大抵の人は寄りつきたいと思いません。

 しかし逆を言えば、ここさえ改善すれば、少なくとも「女性に嫌われない」人間にはなれるというわけです(好かれるかどうかは別ですが)。自分に自信のない男性は、まずここから直してみるといいんではないでしょうか。

セックス前に風呂に入るか入らないか論争

【準備について】その2。いたす前にお風呂に入るか否かについてです。一見地味なテーマに思えますが、ここをよく理解していない人はかなり危険だとしみけんさんは言います。知らないうちに「最高のセックス」にするチャンスを逃している可能性があるんだそうです。

 しみけんさんいわく、セックスで重要なのは「流れ」。お風呂に入るということで流れが乱されるくらいであれば、入らないほうがいいと提案します。一方で、相手がお風呂に入ることを望んでいるのなら、入るべし。要するにケースバイケースだそうですが、その見極めはくれぐれも慎重にとのこと。とにかく流れを止めないことが重要です。

コンドームをつけない男は本当のダメ男

 レッスン9は、いよいよ【挿入について】。コンドームの装着方法や意義について、しみけんさんの持論が展開されています。特に、女性に読んでほしいのが「コンドームをつけない男は本当のダメ男」。コンドームをつけると萎えるという男について、「その人自身の暗示に過ぎません」「クズです」「別れなさい」と叩き切ります。

 もし女性の中で、「彼がコンドームをつけてくれないけど、そんな強引なところもスキ」 と思っている方がいるのならば、しみけんさんの声に耳を傾けて、ただちに目を覚ましてほしいです。

セックスレスは改善できます!

 最後のレッスン11は、【後戯について】。ここでは、セックスレスについて触れられています。カップルでも夫婦でも、レスに悩む人は少なくないですよね。しかし、脳の構造を知れば、改善できるとしみけんさんは言います。

 そもそもレスの原因は、ドーパミン(=ドキドキさせる脳内物質)が関係しています。悲しいことにこのドーパミン、同じ相手に対しては1~2年で出尽くしてしまうんだそうです。しかし、それを超えると今度は、一緒にいるだけで幸せを感じる“オキシトシン”といわれる「幸せホルモン」が分泌されます。オキシトシンが働くセックスは、“ドキドキする”セックスより、はるかに幸福度が高いんだそうです! つまり、相手にドキドキしなくなったと悲観している人は、今こそ「最高のセックス」をするチャンスなんです。

 ここではご紹介できませんでしたが、各種テクニックに関する項目もかなり充実しています。どぎつい表現はほとんどないので、女性でも安心して読めますよ。そして、読後はきっとパートナーにも読ませたくなること必至の一冊です。

文=木綿ワカメ(清談社)