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うつ病寸前の大手企業管理職から、脱サラ農起業で年収2千万、週休5日に! 失敗しない「農起業」の秘訣

 うつ病寸前の大手企業管理職から、脱サラ農起業で年収2千万、週休5日に。ブルーベリー観光農園オーナーになった男の実話『最強の農起業!』が2017年6月5日(月)に発売された。

 大手企業の管理職の座を捨てて未経験の農業に挑戦する―著者の畔柳茂樹がそう宣言したときには、周囲から「正気か!?」「年収が2ケタ下がるぞ」と言われたという。しかし、実際に脱サラし「ブルーベリーファームおかざき」という観光農園を立ち上げてから10年が経ち、年収は下がるどころか2千万円にまでアップ。それだけでなく、働きづめだった管理職時代からは考えられないことに、農園をオープンするのは1年のうちたった60日あまり、それ以外のシーズンはほぼ週休5日という悠々自適な暮らしを実現した。「私にだけ特別な才覚があったわけではなく、やり方さえ知れば誰にでもできる可能性があるのです」と著者は語る。

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    500円玉大のブルーベリーが収穫できることも

 まるで「夢物語」のようだと思われるかもしれない。20年勤めた大手企業の管理職で年収1千万円というポジションを手放し、イチから農業をはじめるという決断に至るまで悩み続けたという。サラリーマン時代について、「現実には、自分のプライベートな時間はほとんどない、余裕のない生活でした」と畔柳は語る。毎朝、殺伐とした満員電車に揺られ、社内を見渡してもあこがれるような理想の上司はまったく見当たらない。中間管理職ゆえ上司と部下の顔色ばかりうかがって、先に進むほど狭くなる道を歩いているような感覚…。自分を責めて苦悩する日々が続き、このままでは自分が壊れてしまう、うつ病が他人事ではない、畔柳はそんな状況にまで追い込まれていた。そんな中、とうとう「組織に縛られずに生きたい」という想いが抑えられなくなり、清水の舞台から飛び降りる気持ちで会社を辞め、夢だった農業に携わる生活を選ぶことを決意する。

 誰もがこれまでの人生の中で、「こんな仕事がしてみたい」「これで飯が食えたら幸せだな」と思ったことが何度かあるのではないだろうか。そこで著者が選んだ仕事は、農業。もともと子どもの頃から動物、昆虫、植物を育てることが大好きで、その成長を見守ることにこの上もない喜びを感じていたため、農業で起業することになんの迷いもなかったという。「農業のキャリアもなく、まったくの異業種参入にもかかわらず、どうしてそんなに思い切ったことができたのかと聞かれますが、誰にも指図されずに自分の思った通りに進められると考えたら、ワクワクが止まらなかったのです」と語る。

 運命的な出会いとなったのは“ブルーベリー”。畔柳がオープンした農園「ブルーベリーファームおかざき」は、2008年7月の開園初年度から行列ができる観光農園として大ヒット、いまではひと夏1万人の来場者を誇る東海地方随一のブルーベリー狩り観光農園になり、メディアの取材が殺到する夏の味覚狩り観光スポットとなった。

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    ベビーカーでもハイヒールでも行ける農園。右が著者

 安定した仕事を手放し、好きな農業へ踏み出したことによって畔柳の人生は一気に好転。どん底だったサラリーマン管理職時代から今日に至るまで、人生最大かつ貴重な気づきや学びをたくさん経験する結果となった。まったくの異業種起業であってもなぜ経営をすぐに軌道に乗せることができたのか、その理由が同書には詰め込まれている。

畔柳茂樹(くろやなぎ・しげき)
農業起業家。愛知県岡崎市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。自動車部品世界No.1の株式会社デンソーに入社。40歳で事業企画課長に就任したが、ハードワークの日々に疑問を持つようになり、農業への転身を決意。2007年45歳で年収1千万円の安定した生活を捨て独立し、観光農園「ブルーベリーファームおかざき」を開設。起業後は、生産性の発想が乏しい農業界で、効率化、収益性などを厳しく求められるデンソー時代に培ったスキルを生かし、栽培の無人化、IT集客など様々な施策を打つ。今ではひと夏1万人が訪れる地域を代表する観光スポットとなる。わずか60日余りの営業にもかかわらず、会社員時代を大きく超える年収を実現。近年は観光農園プロデュースに取り組み、被災地復興事業として気仙沼にも観光農園に携わった。これらの経歴・活動がマスコミで注目され、取材・報道は100回を超える。

※掲載内容は変更になる場合があります。



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