異端者は幸せになれるのか? 生きづらさを抱えた現代人に潤いをもたらす、感動作『ガーデン』

文芸・カルチャー

2017/6/12

魂は必ずしも体とともにあるわけではないらしい。 本書『ガーデン』(千早 茜/文藝春秋)の主人公・羽野は、東京に住み、出版社で編集者として働きながらも、その魂は幼き日々を過ごしたアフリカの地の「楽園」に留まったまま。文字通り「心ここにあらず」の日々を過ごしている。 乾季と雨季しかない国で、そこだけはいつも変わらぬ緑が溢... 続きを読む