「プレバト!!」で紹介された“一筆箋”が話題「敬語の使い方間違ってたわ」

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公開日:2017/6/13

 2017年6月8日(木)に放送されたバラエティ番組「プレバト!!」で、贈り物などに短い文章を添える一筆箋が紹介された。わずか5、6行に想いを込める一筆箋の活用法に「短い文章だからこそ、いかに思いを詰め込むかテクニックがいるんだな」と反響が起こっている。

 同番組は「俳句の才能査定ランキング」や「いけばなの才能査定ランキング」といった、芸能人の「才能」を専門家の厳しい評価のもとランキング形式で発表。今回、番組後半で「一筆箋の才能」を『あなたの人生を変える一筆箋活用術』の監修者・むらかみかずこが査定した。

 番組でむらかみは「『贈らせていただきます』という言い回しは『過剰な敬語表現』」と指摘。さらに、「させていただく」には“相手の許可を得て何かをする”という意味があるため「お贈りします」が正解と添削した。他にもむらかみは「一筆箋で文字数が多いと汚く見えてしまう」「『さて、』という接続詞は話の腰を折ってしまうため短い文章では使用しないほうがいい」といったポイントを紹介。

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 文字数の限られた一筆箋では「どれだけ端的に自分の気持ちを伝えられるか」がポイントとなるため、むらかみは謎かけで感謝の気持ちを伝え相手の印象に残る文章を記した熊谷真実と、「小便小僧のワインオープナー」を贈り物に選んだ田中要次の一筆を「贈り物のインパクトに負けない言葉選び」「オリジナリティーが秀逸」と高く評価した。


 この“一筆箋”を取り上げた放送に、視聴者からは「敬語の使い方間違ってたわ」「これは勉強になるなあ。親しい相手だけじゃなくいろんな場面で活用できそう」「最近メールとかSNSで送ってたけど、この番組観てたら一筆箋も良いかなって思えてきた」といった声が続出。

 いま注目を浴びている、短い文章で相手への気持ちを綴る“一筆箋”は関連書籍も多く発売されている。むらかみの『あなたの人生を変える一筆箋活用術』でもテクニックや実例集を紹介。例えば目上の人に使う言葉でも、間違いやすい言葉遣いを出題形式で解説している。

A すいません
B すみません
「済まない」が語源なのでBが正解。

A お疲れさまです
B ご苦労さまです
「ご苦労さまです」は目上から目下に向けてかける言葉なのでAが正解。

A 無理です
B 応じかねます
「無理です」は拒否感が強く、力が及ばないと思う場合にはBを使うのが正解。


 一筆箋だからこそ文章に込める思いは強く、正しく伝えたいもの。あなたも大切な人を思い浮かべながら、気持ちを込めた一筆を添えてみては?

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