AV女優・紗倉まなの話題作『最低。』のコミカライズ版が連載開始!

エンタメ

公開日:2017/6/15


 元AV女優の母親を持つ中学生のあやこ、AVの仕事に誇りを持ちつつもリアルな人間関係に悩む彩乃、夫のAVを盗み見て出演を決めるセックスレスの専業主婦・美穂、決して美人ではない女優・桃子との同棲を続けるAVプロダクションの社長・石村……。

 現役AV女優・紗倉まなの処女作『最低。』はAV(アダルトビデオ)にまつわる4つの作品からなる短篇集。発売当初こそ「業界の裏を描く問題作!」とその特殊なテーマが注目されることが多かったが、上梓されるや一転、文学性の高さと繊細な描写が世間を驚かせ、純文学としても高い評価を得た話題作だ。

 その『最低。』が、『妄想少女オタク系』で高い評価を得たのちに休業していたマンガ家・紺條夏生の筆によりコミック化。6月15日配信のデジタルコミック雑誌『毒りんごcomic』vol.16(双葉社)より連載が開始されることとなった(全6回予定)。

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 コミカライズされるのは、原作の第一章「彩乃」の章。19歳でAV出演を決意した彩乃の物語は、自身も19歳でデビューした紗倉が、その複雑な感情を繊細かつ豊かに表現した力作だ。
 連載開始に寄せた紗倉と紺條のコメントがこちら。

紗倉まなコメント】

 自分の作品を紺條先生にこうして華やかに表現していただけること、本当に光栄に思います。見ているだけでドキドキしてしまうくらい、細部まで美しく描いてくださった『最低。』、ぜひたくさんの方々に読んでいただきたいです。

【紺條夏生コメント】

 小説が素晴らしすぎて、自分では力不足だろうとも思いましたが、誰かが漫画にするのなら私が!と思い、描かせていただくことになりました。漫画では描ききれなかった部分もたくさんあるので、漫画と小説、ぜひ両方読んでいただきたいです。この作品に出会えた事に深く感謝します!

 なお、原作小説は『アントキノイノチ』『64-ロクヨン-』の瀬々敬久監督により映画化が決定している。森口彩乃、佐々木心音、山田愛奈らをキャストに迎え、2017年秋より公開予定だ。

(C)紺條夏生・紗倉まな/双葉社