「ポロリ」もあれば、ホロリもあるよ。おねショタ界注目作最新巻のパワーアップが凄まじい!

アニメ・マンガ

2017/6/20

『ぼっちゃまは今日もイジられる』(ヨウハ/一迅社)

 ぼっちゃまの前だけ“だらしなくなってしまう”メイドのホカノ。彼女に振り回されっぱなしの小学生おぼっちゃま朱雀院ワタル。そんな異色のメイド漫画でGANMA! 連載作品『ぼっちゃまは今日もイジられる』(ヨウハ/一迅社)の第2巻が発売されました。

 ホカノはとにかくぼっちゃまが大好き。嫌がるそぶりを見せながらも、誰よりもホカノを大切にしているワタル。ワタルに色仕掛けを使うなど、「いや、メイドがそんなことしちゃあかんでしょ!」と思わずつっこみたくなるような場面も多々。いつも顔を赤らめながら突っ込むワタルに同情しつつも、少し羨ましい……。

 最新刊では、ワタルに想いを寄せる白虎家のユウキや、そのボディガードの猫田、同じクラスの友人たち、ワタルに性的な好意を寄せるショタコンの家庭教師サエ、ホカノの幼馴染スバルなどなど、第1巻で登場した個性豊かなキャラクターたちも勢ぞろいしてやりたい放題。ぼっちゃまをひとりじめしたいホカノにとっては、心穏やかではないこともしばしば。

【第17話】サエ、危険視される


 ちなみに、この作品を単なるおねショタ漫画と思うなかれ。実は小学生同士のピュアなラブだって描かれているんです。なんといっても2巻の個人的みどころは、ワタルに想いを寄せるユウキが水族館のデートに誘う回! 小さい頃から一緒だったふたりは、遊ぶといえばいつも家。そんなふたりを慮ってか、ボディガードの猫田が外デートを提案するんです。

 顔を赤らめながらワタルをデートに誘うユウキとか、水族館で楽しそうにはしゃぐふたりの姿とか、初々しさにキュンキュンしっぱなしの回。

【第24話】ユウキ、水族館デートする(1)


 ちなみに、もちろん猫田とホカノの尾行つき。なんだかんだで心配ですもんね。「どうせ邪魔するんでしょ?」なんて思ったみなさん、ぜひ本編をごらんください。彼女たちがワタルとユウキのために一肌脱ぐ、格好いい(?)姿が見られますよ。

 さらに、スバルとホカノの過去の出会い編や、猫田がなぜ髪を切らずに伸ばしているのかなど、百合的な萌えもばっちり。ここまで全方位からキュンキュンさせてくれる作品、なかなかありませんよ。

 個性豊かなキャラクターたちに囲まれて、いつも翻弄されているように見えるワタル。でも、的確に突っ込んだり、軽くスルーしたり、怒らずニコニコしていたり、実は一番のツワモノはワタルなのかも……? 2巻ではそんなワタルの誕生日も描かれます。みんな、大好きだからこそワタルにかまいたくなっちゃうんですよね。

 いつもは余裕ぶっているホカノも、たくさんのライバル(?)たちに不安になることも。でも、ワタルはいつだってホカノの存在を大切に思っているんです。そんなワタルからの愛情に、子供のように頬を緩ませるホカノの可愛い一面も。単なるエッチなコメディと思ったら大違い。意外とホロリとさせられるニクい作品。今ならまだこのおねショタの波に乗れますよ!

【1巻レビューはこちら】
エッチでニヤニヤが止まらない! 2人きりになると急に豹変…おねショタ界の注目作とは?

文=園田菜々