大切な人を救うための大冒険! 『神様はじめました』鈴木ジュリエッタの最新作は、絆と成長を描く「少女西遊記」

アニメ・マンガ

2017/6/24

体は小さいが喧嘩は男の子にも負けない元気な少女・花果(かか)は、美しく心優しい青年法師・玄奘(げんじょう)とふたり平和に暮らしていた。

そんなある日、突然 村が妖魔に襲われる。土地は焼かれ、村人たちはみな 獣の姿に変えられてしまった。

玄奘に助けをもとめるが、すでに玄奘の魂は失われ、三蔵法師と名のる、別人の魂が身体をあやつり妖魔を倒した。

消えた玄奘の魂と村を救うため、花果は三蔵と都・長安を目指すことに。しかし、花果はなかなか三蔵を好きになれない。

共に旅をする中、身体を張って自分を助けてくれる三蔵。花果は徐々に信用できるようになる。

花果と三蔵の間に芽生えはじめた絆。相棒になったふたりの旅には、いったいどんな困難が待ち受けているのか。

『神様はじめました』の鈴木ジュリエッタ先生が描く、「西遊記」をモチーフにした中華ファンタジー作品。

 本作の孫悟空は、体は小さいが元気な少女・花果。花果は自身の恩人であり大切な人である玄奘を助けるため、三蔵法師と都・長安を目指し旅に出ます。

 幼く純粋な花果が「お師匠さまをお助けする!」と、奮闘する姿はあやういが、とにかく一生懸命。しかも発言は天然で可愛い。そんな花果に、口が悪いが心根は優しい三蔵は、悪態をつきながらも体を張って彼女を助けます。そして、相容れなかったふたりは、いつしか心を通わせ、信頼できる相棒になります。

 シリアスな部分もありますが、ふたりのやりとりは明るく、なにより、よく知った「西遊記」がベースになっているので、安心して楽しく読めます。
 笑いあり、感動あり、ふたりの大冒険の幕開けです!

(C)鈴木ジュリエッタ/白泉社