最愛の夫を亡くした女性の前に現れたのは――?「時空の壁」を超えた純愛SFファンタジー『デイ・トリッパー』

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/12

映画・小説ともに大ヒットを記録した『黄泉がえり』の著者・梶尾真治の最新作『デイ・トリッパー』が、2017年6月30日(金)に発売された。

『クロノス・ジョウンターの伝説』などが人気演劇集団・キャラメルボックスで舞台化されるなど、常に第一線で活躍し続ける梶尾。今回発売された『デイ・トリッパー』は、「タイムトラベル・ロマンスの帝王」との異名を持つ著者が描く王道の純愛SFファンタジーとなっている。

<ストーリー>
最愛の夫・大介を結婚後わずか3年半で亡くした香菜子。友人たちの前で気丈に振る舞おうとすればするほど、隣に夫がいない寂しさが胸に広がっていく。叶わないと知りながら「大介に会いたい」と願う香菜子の前に現れたのは…? 機敷埜風天が発明した遡時誘導機、通称“デイ・トリッパー”に乗って、大介に会うため、香菜子は時を跳ぶ―。

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果たして香菜子は夫の命を救うことができるのか。ラストまで目が離せない展開をぜひ味わってほしい。

梶尾真治(かじお・しんじ)
1947年、熊本県生まれ。熊本県在住。少年時代から小説を書き始め、1971年『美亜へ贈る真珠』で作家デビュー。短編を中心に活動を続け、1979年『地球はプレイン・ヨーグルト』、1992年『恐竜ラウレンティスの幻視』、2001年『あしびきデイドリーム』、2004年『黄泉びと知らず』で星雲賞(日本短編部門)を受賞。長編にもその才は発揮され、1987年『未踏惑星キー・ラーゴ』で熊日文学賞、1991年『サラマンダー殲滅』で日本SF大賞、2016年『怨讐星域』で星雲賞(日本長編部門)を受賞する。2003年には『黄泉がえり』が映画化され、原作、映画ともに大ヒットを記録。『クロノス・ジョウンターの伝説』や『つばき、時跳び』などは演劇集団キャラメルボックスの手で舞台化されている。

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