恋愛する者はマイノリティに、“飛ばし”結婚が一般化!?  “新・恋愛漫画の女王”売野機子が手がける、あまりにも純粋な恋の物語

マンガ

公開日:2017/7/4

 “新・恋愛漫画の女王”売野機子が純粋な恋の物語を描く『ルポルタージュ』が、2017年6月24日(土)に発売された。

 同作は『MAMA』や『売野機子作品集』シリーズで知られる売野が、ついに「恋愛それ自体」をモチーフにして連載を始めた長編漫画。難病を患っていたり、余命がなかったりする企画物とは別次元にある「本当の恋愛物語」を描いている。

 作品の舞台となるのは2033年、近未来の日本。そこでは恋愛する者がマイノリティとなり、“飛ばし”結婚という面倒事や痛みを伴わない男女のパートナーシップが一般化されていた。しかしその象徴だった「非・恋愛コミューン」と呼ばれるシェアハウスが、突如テロリストに襲撃され大勢の犠牲者が発生。中央新聞社会部記者・青枝聖は、テロ被害者のルポを書きながら恋愛に巻き込まれていく―。

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 特設サイトでは第1話の試し読みが公開中。辞職を決意していた聖がテロ事件の現場に立ち会い、後輩の絵野沢理茗と共に犠牲者の人物ルポルタージュを任されるという物語の冒頭を読むことができる。

 また特設サイトには声優の斉藤壮馬や女優・声優の春名風花など、様々な著名人による応援コメントも掲載。ロックバンド「挫・人間」の下川リヲは「ルポルタージュが美しい作品として存在していることが、ぼくにはなんだか祝福のように思えて、物語の中でこぼれた涙に思わずぼくもボロボロと泣いてしまいました」と感動を語っていた。

 近未来の東京を舞台に始まった異色の恋物語。主人公たちがどんな“恋愛”を体験することになるのか、気になる人はぜひ同書を手に取ってみてほしい。
◆『ルポルタージュ』特設サイト
http://www.gentosha-comics.net/event/r.html

※掲載内容は変更になる場合があります。