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「大野柚布子」声優インタビュー&ミニグラビア【声優図鑑】

大野柚布子

 編集部が注目する声優に、仕事に向き合う気持ちからプライベートまでをじっくり伺い、撮り下ろしのミニグラビアを交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

第167回となる今回は、「天使の3P!」の五島潤役、「オルタナティブガールズ」のベルル役などを演じる大野柚布子さんです。

――インタビューよろしくお願いします! まず、柚布子さんというお名前が珍しくて気になりました。

大野:「ゆうこ」って読むんです。11月生まれなので「柚」。「布」は、魔除けっていう意味があるみたいです。親は、布がクッションだって言ってました(笑)。

――親御さんの愛情を大いに感じます(笑)。大野さんは、日本工学院専門学校の演劇科に入学して、マウスプロモーション附属俳優養成所の養成所生に。最近は「天使の3P!」五島潤役としての活動が目立ちます。

大野:1月にドラマCDがリリースされて、7月にはアニメになります。3ピースバンドの小学生の女の子がバンドをしながら成長していくお話なんですけど、同じように声優も実際にバンド活動をするんですよ。

――声優による歌やダンスはよくありますけど、バンドとなるとそれ以上の練習が必要になりそうですね。

大野:ピアノは3歳くらいからやっていたので弾けるんですけど、今担当しているギターは触れたことがなくて。イチから学ぶのは大変なこともあります(笑)。

――聞くところによると、大野さんは手が小さいから余計に大変だとか…?

大野:そうなんです。ピアノは小さい頃だったから関節が動きやすくて順応してたんですけど…でも今はもう関節が固まっているので、ギターで柔軟に手を開くのがむずかしくて(笑)。

――自宅で個人練習をしていると。

大野:ほとんど個人練習です。教わった課題曲を家でじゃかじゃか。この前、初めてバンドメンバーの遠藤ゆりかさんや古賀葵さんと合わせるスタジオレッスンがあったんですけど、やっぱり楽器はみんなで合わせたほうが楽しいなって思いました。そういえば、アニメのお芝居も同じで、自分ひとりでがちがちに固めていくより、いい意味でその場の空気に乗っかって変わっていくことが大切だなって感じました。

――みんなで作っていくものだと。ドラマCDで初めて五島潤役を演じてどうでしたか?

大野:私にとっては演じやすい役です。潤ちゃんは、引っ込み思案で恥ずかしがり屋だから、思ってる事を言動に移すまでに人一倍自分の中で葛藤する子なんです。私自身もそういう部分があって、原作を初めて読ませて頂いた時から潤ちゃんに対して共感しながら読み進めていたのでドラマCDでも自然に演じられました。

――大野さんは「オルタナティブガールズ」ベルル役でも知られていますが、ペルルに共通点を感じることも?

大野:ベルルもやっぱり自分と近い部分がありました。たくさんセリフがある役は初めてでしたけど、ベルルだからスムーズに演じられたかもしれないです。マチアソビに行った時、ちょうど事務所の隣のブースが「オルタナティブガールズ」で。たまたま売り子として参加させてもらったことがきっかけで、役をいただいたんです。

――意外なところに縁がありましたね!

大野:エンジニアさんとか、音楽を作っている方とか、スタッフのみなさんと一緒にビラを配らせてもらった時に、声を担当する声優も作り手の1人なんだなって実感できたんです。今までゲームをしている時は気づかなかったけど、こんなにたくさんの人たちが集まって、その1人1人がいろんな担当を持っているんだなって。当たり前かもしれませんけど…。だから役が決まった時は、またみなさんと一緒に作れるんだ!っていう喜びが大きかったです。

――思い入れの強い作品になったでしょうね。そんな作品でキャラクターソングを歌うことにもなって。

大野:小さくてピコピコしたベルルちゃんにぴったりの、ほんと可愛い曲なんですよ(笑)。最近ギターを弾いていて思ったんですけど、音楽って音はともかく、リズムが大事だなって。ギターって、右手で刻むリズムが崩れると一気に音楽に聞こえなくなるんですよ。左手の音がズレても多少は大丈夫なのに。そういえば、お芝居も間が大事だな…とか、最近はそんなことを考えてます。

――いろんなところからお芝居のヒントを見つけているんですね。いつもそんな風に物事を深く考えるんですか?

大野:考えていますか? 良かった! 何も考えてなさそうだねって言われることがあるんですよ。ふわーんと生きてそうだって(笑)。

――いや、ふわーんとした雰囲気はたしかに感じます(笑)。ところで、声優になる前からアニメが好きだったそうですね。

大野:小学校の時は、朝4時くらいに起きてアニメを観てから学校に行ってました。勉強が好きじゃなくて、学校に行くための何かしらのエネルギーをチャージしたかったので、そのエネルギー源が私にとってはアニメだったんです。けっこう年の離れたいとこが昭和のアニメ世代で、アニメのビデオをいっぱいくれたんですよ。その影響で、昔のアニメが好きになって。

――昭和のアニメというと?

大野:「うる星やつら」とか、高橋留美子さんのアニメは全部観ました。あとは、魔法少女アニメも好きで「魔法のプリンセスミンキーモモ」や「美少女戦士セーラームーン」とか、特にスタジオぴえろさんの魔法少女シリーズが大好きで「魔法の天使クリィミーマミ」や「魔法の妖精ペルシャ」などは何回も観ました。アニメを観てから原作を読むことも多いんです。「ONE PIECE」は全部読んでいるし、「めぞん一刻」や「きまぐれオレンジ☆ロード」も。「(名探偵)コナン」はビデオを全部観てから漫画を読みましたけど、けっこう文字が多かったので結局アニメに戻りました(笑)。

――推理漫画ですしね(笑)。

大野:アニメは好きになると何十回も観るんですよ。ビデオの本数が限られていたから、毎日何度も同じアニメを違う見方で楽しむっていう。最近は「スレイヤーズ」とか「ハイスクール!奇面組」を見返したし、当時はドラえもんの映画を50回くらい観てました。

――50回も!?

大野:ドラえもんの映画は全部持っていて、その中でも「のび太と雲の王国」が好きで。セリフを覚えて、食事中に親の前で言ったりしてました。引かれましたけど(笑)。現実にある学校が好きじゃなかったから、雲を王国にするっていう夢のあるお話が好きで。

――学校が好きじゃなかった?

大野:みんなと一緒のことをするのが好きじゃなくて。授業中に隠れて絵を描いたりしてました。ドラえもんにはまっている時は、ドラえもんをいろんなところに旅させたりとか。

――現実とは違う場所に旅をさせた(笑)?

大野:非現実なものが好きなんです(笑)。謎めいたものとか。そういうものを見ていると落ち着くし、癒やされます(笑)。

――ほかに、非現実なもの、謎めいたものというと?

大野:何千万年も前からある古代エジプトの石積みが好きです。今の技術では解明できないくらい、隙間なくきれいに積まれているんですよ。すごくないですか!? 最近は廃墟も好きで、「奇怪遺産」っていう写真集を買いました。怖いんですけど不思議で、自分が冒険した気分になれるので、疲れた時に見ています。

――冒険した気分になれる?

大野:壮大すぎて、自分の悩みがちっぽけすぎてどうでもよくなるというか、すべてを許せるような、そんな気持ちになるんです。

――なるほど。では、休日はどんな風に過ごしていますか?

大野:お風呂がすごく好きで、DVDデッキやプラネタリウムを持ち込んだり、集めていた入浴剤を入れたりしてます。お風呂の中って頭の整理ができるので、その時間を有意義に過ごしたいんですよ。温泉や銭湯に行くのも好きです。

――お風呂でプラネタリウム…露天風呂のようです。

大野:プラネタリウムには一時期すごくはまって、地元の名古屋にいる時は名古屋市科学館の年間パスを持っていました。私が行っていた頃は、世界でいちばん大きいプラネタリウムだったんですよ。時間がたくさんあったので、学校帰りにひとりで行って、1日3回くらい観ることもありました。

――石積みやプラネタリウム、ロマンを感じますね。これから演じてみたい役はありますか?

大野:どんな役にも挑戦したいです。私、以前は自分の声がすごく嫌いだったし、自分に自信もなくて。でも、そんな自分を変えたくて声優を目指したんです。今とは違う自分を引き出せるような役柄にもたくさん挑戦して、おばあちゃんになるまで声優を続けられたらいいなと思っています。

――最後に、ファンに伝えたいことをどうぞ。

大野:ちゃんとできているのかな…って不安になる時もありますけど、「応援しています」って言ってくださるみなさんがいるから、お仕事ができていると思います。ありがとうございます! お芝居や歌でみなさんに楽しんでいただくことが私の夢なので、これからもがんばります。よろしくお願いします。

【声優図鑑】大野柚布子さんのコメント動画【ダ・ヴィンチニュース】

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

大野柚布子

大野柚布子(おおの ゆうこ) マウスプロモーション所属

大野柚布子(おおの ゆうこ) Twitter

◆撮影協力
BC WORLD STUDIO

取材・文=吉田有希、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀「オブジェクト



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