「欲しい」と「必要」を切り離そう! “生活体質”を変えれば「なぜかお金が貯まらない」から脱出できる!

マネー

2017/7/7

 低収入でもなく、浪費家でもないのに、なぜかお金が貯まらないのなら、一度「生活体質」を見直してみるといいかもしれません。『貯められる人は、超シンプル』(横山光昭/大和書房)は、よくある「貯蓄本」とは少し趣向の異なった視点から「お金の貯め方」を紹介しています。節約したり投資をしたり、今まで様々なことを試してみたけど、お金が貯まらなかった方、必見です!

 本書で紹介するのは“一時的”にお金を貯める方法ではありません。“根本的に”お金が貯まる生活体質にあなたを変える方法です。

 本書のキーワードは「生活体質を変える」です。もちろん、具体的な「貯蓄術」も紹介されていますが、最も重点を置いているのは「生活習慣やお金(の使い方)への考え」といった「心構え」。そこから改善していくことで、「ストレスの溜まる長続きしない節約技術」ではない、「根本的なお金の貯め方」を身に付けることができるのです。

第1章は「欲しい」と「必要」を切り離す。
第2章は 生活を「見える化」する。
第3章は お金の「自分ルール」をつくる。

 各章、メソッド(方法)とレッスン(具体的な実践)で構成されています。

 詳しいやり方は本書に譲るとして、まず私が「その発想はなかった……!」と思ったのが、最初に書かれている「モノはお金が形を変えたもの」というメソッド。自分が購入したモノを見て、貯められる人は「いくらしたんだろう?」とお金として見ることができるそうです。一方、貯められない人はモノとしか見られない。私は今まで買った物を「お金」で見たことはありませんでした(だから割とザルな金銭感覚だったのか……)。この意識の違いが重要になってくるそうです。

 また、「モノを管理できればお金も管理できる」というメソッドでは、規則正しい生活と、お金を貯める体質に因果関係があることが書かれています。「精神的な悩みや、生活上の乱れがお金に表れやすい」ということも、著者の長年の経験と検証により、断定できるそうです。

 今まで、そういったアプローチの仕方から、「お金を貯める方法」が書かれた本を読んだことはなかったので、どこを読んでも目からウロコでした。

 以上は「技術」というより、気持ちの上での「気づき」をご紹介してきましたが、本書ではしっかりと「それで、どうしたらいいの?」という具体的な方法もまとめられているのでご安心を。「自己投資」「食」「交際費」「携帯電話」「水道光熱費」など、支出品目ごとのアドバイスも載っているので、大いに参考になるはずです。

 ちなみに、最後に書かれているメソッドは「実行するかどうかが分かれ道」。……よし、さっそく行動を開始してみよう。「できそうなことだけやってみる」のもOKだと書いてあるので、まずは持っている物を「写真とメモで把握する」を実践してみようと思います。家の中にある物を全て書き出す(写メを撮る)のはしんどいので、まずは衣服だけでも。同じような服の二重購入や、「必要」ではなく、ただ「欲しい」だけの無駄な衣服費を抑えることから始めたい。

文=雨野裾