「かっこいいオーラのある男」になる方法

ビジネス

公開日:2017/7/24

『「男のオーラ」のつくり方』(潮凪洋介/宝島社)

 いい男には、オーラがある。けれどオーラとは一体何なのだろう? どうやったら身につくのだろうか? マンガの世界のように、念能力を手にして自分のオーラが見えるようになればいいのだが、現実はそうもいかない。

 そんな難しい「オーラ」の身につけ方を「言語化」したのが『「男のオーラ」のつくり方』(潮凪洋介/宝島社)だ。

 本書は、著者が30年間に出会った「この人のオーラはすごいな! そして、女も金もビジネスステイタスも、そして自由や魂の充実さえも手に入れた、パーフェクトな男だな」と感じた人の「構成要素」を詳細に、しつこいほど「言語化」したもの。

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「会社で一目置かれる存在になりたい」「モテたい」「自信を持ちたい」……今よりもっと、成長したい男性諸君、「オーラ」を作ってみてはいかがだろうか?

★「雑談の100本ノックが物腰を変える」――人間関係の達人になれ!

 「誰とでもうまくやっていける」ことは、それだけで「極上の才能を持っているに等しい」という。「自分には学歴もお金も能力もない」と思うのなら、たくさんの人と出会い、「対人雑談コミュニケーション100本ノック」をやるべし。特に、オーラがある人と優先的にコミュニケーションをとるのがベストだそうだ。大いに感化されることだろう。「人間関係の達人になる。それだけで、人生の9割はうまくいく」。

★女性の恋愛スイッチを入れたいなら、「リゾート感」を漂わせるべし!

 仕事の緊迫感を持ったまま女性に接するより、バカンスに行き、ゆっくりとした時間を過ごした「リゾート感」を持つ状態の方が、女性の恋愛スイッチが入りやすくなるそうだ。「自由な時間=求愛の時間というスイッチを自分自身に入れられる。その周波数は女性にも伝染する」とか。よって、意中の女性がいるならば、「リゾートに行った後に誘うと、その成功率も高くなる」。お土産を渡すという口実で誘ってみるのもアリだ。

★「会社がすべて」。その洗脳から脱け出す方法は、まず、高層ビルに登り……!?

 自分の会社を、高層ビルから眺めてみよう。「高いビルの上から自分の会社を見下ろすと、会社なんてただの小さなコンクリートのかたまりにすぎないことに気づく」。そのかたまりの中の出来事で、一喜一憂している自分を客観的に見てみると、いかに自分が会社の価値基準に縛られているか、分かるだろう。「あなたは会社の一部ではなく、会社があなたの人生の一部であることに気づこう」。それだけで、男の物腰は変わってくるという。

 オーラを手に入れるためには、生き方や考え方を変え、行動に移さなければならない。それは簡単なことではないが、一日一項目、自分ができそうなことから早速、実行してみよう。数年後には、オーラが漂う「いい男」になっているかもしれない。

文=雨野裾