夫を金持ちにする「金妻」、貧乏にする「貧妻」の違い

恋愛・結婚

公開日:2017/7/24

『夫を、金持ちにする妻 貧乏にする妻』(鈴木あけみ/秀和システム)

 「夫の収入が低くて……」と不安を抱えている奥さん。その根本的な原因は、もしかしたら「夫への接し方」にあるかもしれません。

『夫を、金持ちにする妻 貧乏にする妻』(鈴木あけみ/秀和システム)は、妻が変わることで夫が変わり、収入が増えて幸せな夫婦になるための「習慣」を教えてくれる一冊です。著者は離婚カウンセラー。およそ5万人の夫婦問題の相談を受けてきた実績を持ち、その経験と知識を本書にまとめています。

 そもそも「夫の収入の低さが、妻の私に関係ある?」と不満に思う方も多いはず。しかし、妻の存在は大きく関係しているそうです。仕事とは、日常生活の上に成り立っているもの。夫が精神的にも満たされ、身体的にも健康でなければ、多くのお金を稼ぐことはできません。いつも機嫌が悪く、憂鬱そうな雰囲気をしている夫だとしたら、会社での評価も推して知るべしでしょう。そうならないよう、「夫の日常」を支え、コントロールしているのは、他でもない「妻」なのです。

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 さて、あなたは「金妻」でしょうか、それとも「貧妻」でしょうか。本書では最初にチェックリストがあるので、そこで現状をしっかり把握することができるようになっています。

 金妻が行うべきことは、夫の「健康、メンタル、金銭、人脈、外見のプロデュース」の5つだけ。すぐにでも実践できる情報を抜粋してご紹介しましょう!

≪健康プロデュース≫「食べられればいい」ではなく、最低限の食の安全知識を持とう!

 食事はなるべく「いつも手作り」を目指したいもの。コンビニ食品や冷凍食品は、添加物や保存剤がたっぷりと入っている場合も多く、現代社会は塩分や糖分が過剰に入った食べ物であふれています。

 自分で食べる物はもちろん、夫や子どもが口にする物を作るのは、妻の役割であることが多いはず。身体に良いかどうか、判断できる最低限の食の知識を持ち合わせておくのが「金妻」の心構えです。

≪金銭プロデュース≫夫婦間でのお金のルール。「感謝の言葉」を言うこと。

 夫が稼いできたお金を、当然のように受け取っていませんか? 「私は家事と子育てをしてるんだから、夫が働くのは当たり前」と思う気持ちも、共働きで「私だって稼いでるんだけど……」という想いも分かりますが、夫のお給料日には必ず感謝の言葉を伝えましょう。

 言葉だけではなく、お給料日の食卓には夫の好物を用意して、労をねぎらうことも大切だそうです。子どもがいるなら「お父さんが頑張ってくれるから、美味しいものが食べられるのよ」ということをしっかりと伝え、「夫に誇らしげな顔をさせてあげる機会を、妻がアシストして作ってあげる」のも大切。

 今まで意識してこなかった方は、ぜひ実践を。夫の態度がガラッと変わることもあるようです。

 巻末には、「金妻ワード変換リスト」があり、つい口にしてしまう何気ない一言を、「貧妻ワード」から「金妻ワード」に変えられるようになります。

 例えば、夫が休日のとき、家事や子育てで疲れている貧妻は、つい「あなたには休みがあっていいわよね」と不満を言ってしまいがち。けれど、「休日くらいは自由にしてていいよ」という金妻ワードに変換してみましょう。家庭で充電をしてもらい、休み明けに職場で力を発揮してもらえるよう、夫の休日を大切にしてあげるのが「金妻」なのです。

「日常の土台を固めるのが妻の役目」。夫を輝かせる「金妻」になることが、夫の収入を増やし、円満な家庭をもたらす第一歩。「金妻」になるべく、「いい習慣」を増やしていきましょう!

文=雨野裾