0才から有効。やるとやらないとでは、その差は歴然‼「親子おしゃべり」が頭のいい子を育てる脳科学的な理由とは

出産・子育て

更新日:2020/5/11

●1才過ぎからのおしゃべりには、親のサポートが必要

 意味のある言葉を話し始めるのは、もちろん個人差があるが、だいたい1才を過ぎる頃から。「ワンワン!」と指差しをしたら、ママが「ワンワンが来たね。かわいいね」と、会話をつなげてあげよう。それによって2語文、3語文がだんだんと出てくるようになり、3才くらいになると子どもの会話力もかなり高まってくる。とはいえ、言っている言葉は分かりにくく、説明能力もまだまだ低い。しかも、忙しい時に限ってしつこく疑問を投げかけてくる。親はつい「後でね」と言いたくなるものだ。しかし……

●「なんで?どうして?」。ここが脳育ての重要タイミング!

 話しかけてくるというのは自発的な行動。脳は自発的な活動の時にこそ、発達するので、その時がチャンス! 可能な限り、手を止め、目線を合わせてしっかり話を聞いてあげること。「ママにちゃんと聞いてもらった」と子どもが満足するように聞くことが大切だ。「ママが一緒に喜んでくれた」というプラスの結果が「もっと話したい」という思いを育てるのだ。

●話を聞かない子ども。親は子どもの話を聞いている!?

 また、「うちの子、私の話を全然聞かない」という場合、まずは親が日ごろ家事をしながら、スマホを見ながらの返事をしていないかを思い返してみることだ。子どもは親の態度から「ママに話してもムダ」という思いを育て、子ども自身にも人の話を聞き流す習慣をつけさせてしまう。

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●親との対話と関わりが、子どもの脳を作っていく

 0才からの「脳育て」。親に出来ることがある。いや、親にしかできないことがたくさんあるのだ。しかもそれは、お金をかけることではなく、日々の生活の中で少しずつ積み上げていくようなことばかりだ。意識するとしないとでは、気づいた時には大きな差がつく。指針として一冊、専門家が監修した本を手元に置いておくといいだろう。


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