前日にちょっと仕込むだけ! キャンプ飯の枠を超えた旨味たっぷり自慢レシピ【作ってみた】

食・料理

更新日:2017/8/29

『絶対おいしいキャンプごはん』(ワタナベマキ/オレンジページ)

 キャンプのごはんといえば、バーベキューや、カレーライスに焼きそばなどが定番。もちろん自然の中で食べればそれだけでいつもより美味しく感じるものですが、『絶対おいしいキャンプごはん』(ワタナベマキ/オレンジページ)には、キャンプがもっと楽しくなるキャンプごはんのアイデア満載のメニューがたくさん紹介されています。

 キャンプの達人で料理家の著者によるそのメニューはバリエーション豊富で、もはやキャンプごはんの域を超えているよう。でも作り方は意外と簡単。前日に仕込んで、当日は焼いたり煮たりするだけというもの。ローストビーフだって簡単にできちゃうんです! キャンプごはんの王道の肉料理から、ぐつぐつ火にかけている間に子どもと遊べるシチューやポトフなどの煮込みメニュー、前日の仕込みも不要のフライパンや鍋ひとつでパパッとできるメニューも多数。肉料理にあわせて野菜たっぷりのおすすめ副菜レシピもうれしいかぎりです。

 

1、鍋ひとつで手間いらず、旨味たっぷり「ミネストローネ風ワンポットパスタ」(P.65-66)


 キャンプ場に到着してさっそくご飯というときにも活躍する、麺やご飯が主役のメニュー。下準備もしなくてもOK! 鍋ひとつでラクラク、一品で炭水化物や野菜もたっぷりとれて満足感も大。そんな鍋ひとつでできてしまう、「ミネストローネ風ワンポットパスタ」を作ってみました。当日用意する材料は、ペンネ、ウインナーソーセージ、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、ホールトマト缶、白ワイン、塩コショウ。ソーセージや角切りに切った野菜を炒め合わせ、白ワインと水、ホールトマトを加え、煮立ったらそのままペンネを投入。蓋をして10分ほど煮ればできあがり。ソーセージや野菜の旨味が出て、味もしっかり、ペンネにも浸み込んでるから、できたてはもちろん伸びても冷めてもおいしくいただけます。鍋ごとドーンとテーブルに出して囲めば、保温性もあって、洗い物だって少なくて済んじゃう、ありがたいメニューです。

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2、仕込みも簡単、彩り野菜ビンに詰めて。シャキシャキピクルス(P.40)


 肉料理の箸休めにほしい野菜のマリネレシピが豊富なのもこの本の嬉しいところ。家で仕込んで、そのまま当日テーブルへ。「シャキシャキピクルス」は、かぶ、にんじん、きゅうり、黄パプリカを乱切りして、火にかけた酢、水、砂糖、塩のマリネ液に漬け込めばできあがり。ビンに入れて持ち運んでいる間に味もなじんでさらに美味しくなってくれそうです。カラフルな色合いがテーブルに華を添えてくれます。

 

いざキャンプへ! 何度も出かけたくなること必至のワクワクレシピ集 
 肉料理の箸休めにほしい野菜のマリネレシピが豊富なのもこの本の嬉しいところ。家で仕込んで、そのまま当日テーブルへ。「シャキシャキピクルス」は、かぶ、にんじん、きゅうり、黄パプリカを乱切りして、火にかけた酢、水、砂糖、塩のマリネ液に漬け込めばできあがり。ビンに入れて持ち運んでいる間に味もなじんでさらに美味しくなってくれそうです。カラフルな色合いがテーブルに華を添えてくれます。

明日のキャンプのことを考えながらちょっと仕込んで、当日はゆっくり余裕をもって楽しむキャンプごはん。移動時間もなんだか楽しみになってきそうです。持ち運びやすいよう、食材もシンプル。ほかにもBBQランクアップ術や、便利アイテム、1泊2日のごはんスケジュールなどキャンプ名人ならではのさまざまなアイディアがいっぱい。アウトドア派でなくとも、今度はこのごはんをあそこで作ってみたい、食べてみたい!と、この本が連れ出してくれるでしょう。

文=早川いづみ