ベチャッとしない!味が決まる! ワザあり「ゴーヤーチャンプルー」【作ってみた】

暮らし

公開日:2017/8/10

 猛暑日が続く中、早くも夏バテしている人も多いのでは?お盆休みにグッタリしていちゃもったいない!そんなときにきくのはやっぱりゴーヤー。


 ゴーヤーにはビタミンCが豊富に含まれているので、疲労回復にはぴったり!しかも熱に弱いビタミンCもなぜかゴーヤーの場合はこわれにくいと言われます。独特の苦み成分は胃液の分泌を促し、食欲を増進させてくれますよ。というわけで、この夏はゴーヤーチャンプルーを作ってモリモリ食べたいところですが、いざ家で作ろうとしたときに、味つけは?ゴーヤーは水にさらす?豆腐はどのタイミングで加える?など、意外と知らないことがいっぱい。そんな疑問にすべておこたえします!

◆ゴーヤーは水にさらさない!

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 ゴーヤーは縦半分に切って、しっかり種とわたを除きます。それから薄切りにして水にはさらしません。どうしても苦いのがイヤ!という人は塩もみしたり、水にさらしたりしても構いませんが、先ほど書いたように苦みもまた栄養の素なのでそのままがおすすめです!

◆豆腐は水きりして、強火で焼く!


 水っぽくなる原因の豆腐。まず、豆腐は絹ごし豆腐ではなく、水分量の少ない木綿豆腐を選びましょう。ペーパータオルなどで包んで皿などで重石をし、20分ほどおいてしっかり水きりしてください。ごま油をひいたフライパンに、豆腐を大きくちぎって入れ、強火でこんがりと両面を焼きつけたらいったん取り出します。

◆豚肉の脂でゴーヤーを炒める!


 同じフライパンで続けて豚こま切れ肉を炒めます。豚肉の色が変わって、脂が出てきたら先ほどのゴーヤーを加えて油を吸って透明になるくらいまで炒めます。ここで豚肉のうまみを吸って、ぐんとおいしさアップ! さらにもやしも加えてさっと炒めます。

◆泡盛を加えて風味をつける!


 もやしに油が回ったら、泡盛を加えます。泡盛は沖縄の有名な蒸留酒。原料はタイ米でアルコール度数はかなり高め。日本酒よりも度数が高いため、加熱後すぐにうまみに変わります。泡盛がない場合はかつおだしでもOK!おなじようにうまみがつきます。

◆卵を加えたら火を止めて!


 塩、砂糖(できればきび砂糖がおすすめ)を加えて軽く炒めたら、先ほどの豆腐を戻し入れます。しょうゆを少したらして、こうばしさをプラス。ここで少し火を弱めて中火にし、溶き卵を全体に回し入れます。かき混ぜずに火を止め、そのまま20~30秒おいてから余熱で火を通し、半熟になったら混ぜ合わせて完成です!

フライパン1つで作れる、栄養たっぷりの夏バテ防止メニュー「ゴーヤーチャンプルー」を作ってこの猛暑、そして残暑を乗り切りましょう!

調理/運天姿子 撮影/原務


◆『くり返し作りたい「フライパン1つで作れるおかず」がギュッと一冊に!』
価格:390円(+税)
発売日:2017年8月5日(土)
出版社:KADOKAWA

<CONTENTS>
PART1 煮ものも揚げものもこれ1つ!フライパンだからできる絶品おかず
PART2 難しいことヌキ!フライパンでほめられごちそう
PART3 手間なし、短時間で完成!フライパンでササッと副菜
PART4 最初から仕上げまでフライパン1つで!ワンパスタ&ご飯
PART5 LIFE相場シェフ直伝!フライパンでナポリ風ピザができた!
PART6 オーブンいらず!型いらず!フライパンスイーツ
コラム1 分とく山 野﨑洋光さんの新提案!ご飯はフライパン炊きが一番!
コラム2 皮もあんも手作りして30分!フライパンで肉まんを作ろう!