親子で作って楽しめる“ギルトフリー”スイーツ【作ってみた】

食・料理

2017/9/14

『白崎茶会のあたらしいおやつ』(白崎裕子/マガジンハウス)

季節は食欲の秋。デパ地下などの店頭には、秋の食材を使ったスイーツが並びだしていますが、今年はそんなスイーツの中でも“ギルトフリー”スイーツに注目が集まっています。“ギルトフリー”スイーツとは直訳すると「罪悪感がない」おやつ。つまり添加物やアレルギーが起こりうるようなものは使わず、自然素材などを使い、カロリー控えめながら美味しいスイーツのことです。そんなギルトフリースイーツレシピ本のはしりとして、以前紹介したことがある『白崎茶会のあたらしいおやつ』(白崎裕子/マガジンハウス)が、実は今年度の料理レシピ本大賞の2017年度「お菓子部門」で大賞を受賞しました。そこで今回は、子どもと一緒に作れる簡単スイーツを実際に作ってみました。

■材料を混ぜて焼くだけの「ビターチョコクッキー」(P.72)

ボウルにてんさい糖、水切りした豆乳ヨーグルト、塩を入れて混ぜ合わせ、そこに溶かしたココナッツオイルを加え乳化させます。さらにココアパウダー、米粉、片栗粉、重曹を加えてよく混ぜます。この生地をひとまとめにし、ラップで包んで冷蔵庫で15分ほど休めたら、めん棒で3mmほどの厚さに伸ばし、好きな型で抜いて楊枝でドット模様をつけます。最後に160度に余熱したオーブンで10分、その後150度で10分ほど焼けば完成です。

今回は5歳の息子と一緒に作ってみました。このレシピでも、通常のクッキー作りで使うような小麦粉、バター、白砂糖などは一切使わず、それに代わって米粉、ココナッツオイル、てんさい糖を使っています。

材料を準備すれば、あとはどんどんボウルに入れて混ぜ合わせるだけなので、子どもにも安心してこの作業を任せることができました。また、子どもにとっては、最初は液体だったものが粉類を入れることで混ぜるのが重くなり、でも頑張って混ぜれば均一に茶色になった生地ができて…という変化がとても楽しかったようで、いつまでも混ぜ続けたがっていました。ちなみに小麦粉と違って米粉はグルテンを含まないので、混ぜすぎても固くなる心配はありません。

あと、もう1つ楽しがっていたのがこの型抜き。今回は動物の型などを準備していたのですが、うまくクマや小鳥の形に抜き取れた時は大喜びで、まだ食べられないその生地を愛おしそうに見つめていました。そして型抜きした生地は天板に並べ、いざオーブンへ。この焼き上がりを待つ子どもの目がなんとまぁキラキラなこと。

■さて出来映えは?

大丈夫だと分かりながらも、焼き上がりを見るまでは不安だったクッキーが完成しました。もちろん焼き上がりを見た子どもは大興奮!自分が一からクッキングに携わったのが初めてで、こうやってちゃんと食べられるものができたことがとても嬉しかったようで「これは全部自分で食べる!」と言い張るほど。そこをなんとは分けてもらったクッキーは、バターの代わりにココナッツオイルを使ったことで軽く、サクサクっとした食感で、ついついもう1枚と言いたくなります。また、甘すぎず、その中にココアのほろ苦さもあって、子どもだけでなく大人でも十分楽しめるスイーツでした。

■体に入っていくものはやはりきちんと選んでいきたい

子どもがもっと小さい時は口の中に入るものについて、結構気を遣って確認したりしていたのですが、アレルギーなどの心配がないと分かれば徐々にその意識も薄れ、美味しさ優先でたっぷりバターなどが使われたスイーツを選ぶことが多くなっていました。でも、改めて今回体に良い食材ばかりを使ったスイーツを作って味わったことで、いかに最近、食べ物に鈍感になっていたのかということを再認識させられました。子どもの時に慣れた味は、大人になってもそのまま引き継がれてしまいます。子どもの将来の味覚のためにも、親としては小さい頃から体に優しくて食材の美味しさを楽しめるものをしっかり選んでいってあげたいですよね。これからは家族みんなで“ギルトフリー”スイーツを楽しんでみませんか?

文=JUNKO