『SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方』――第1章 叶わなかった初恋 ~ほろ苦いSNSとの出会い~

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公開日:2017/9/15

●SNSで「好きなこと」が武器になる

突然ですが、みなさんはどんなSNSを使っていますか?
代表的なものは、
・Twitter(ツイッター)
・Instagram(インスタグラム)
・YouTube(ユーチューブ)
・Facebook(フェイスブック)
・ブログ
あたりでしょうか。
2つ、3つと並行して使いこなす人も少なくないと思います。

では、「どのように」SNSを使っていますか?
実際のところ、大半の人が「友達が使ってるから」なんて理由で、「なんとなく」SNSのアカウントを持って、日記感覚で更新、フォロワーはほとんど友人や知り合い……というのが実情ではないでしょうか。
もちろんその使い方、間違いではありません。
でも、もったいない! 
だってSNSは「夢を叶える力がある場所」だから。
そもそもSNSはインターネット上で、人と人との交流を促すためのツールとして生まれたもの。私も日々、SNSでフォロワーのみんなに自分の本音や想いを届けています。
そして、みんなから寄せられるメッセージを読むことも、何にも代えがたい楽しみ。

現実の世界と違って、ウェブは距離も年齢も関係ありません。世界のどこにいても、あなたが何歳だっていいのです。
大切なのは、発信内容(情報)に共感できるか。情報に価値を感じることができるか。つまり、発信者と受け取り手の想いがリンクするかどうか。それだけです。
共感し、情報が「ささる」人。あなたの味方になってくれる人。そんなフォロワーが増えれば増えるほど、発信する情報には拡散力とパワーが生まれます。
そして、現実の生活だけではありえない「発信力」を手に入れることができる。
それがSNSなのです(ただし、上手に使いこなせれば)。

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これに気がつき、フォロワーや「いいね」を増やし、夢を叶えた人は私以外にもたくさんいます。SNSをきっかけに、普通の会社員だって小説をはじめとした書籍を出すことも夢ではないし、SNSを活用したブランディングの重要性に目をつけ、積極的に発信する企業も増えてきています。

この本を手に取っていただいている方の中には、「SNSのフォロワーをもっと増やしたい」「SNSで夢を叶えたい」「SNSでビジネスの幅を広げたい」など具体的な目的を持っている人も多いと思います。
少なくともSNSに、夢を叶える「可能性」を感じているはず。
その通り。SNSで夢を叶えることはできます!
私自身、インスタを始めてからたった1年半で、たくさんの「やりたいこと」を仕事にできるようになりました。

「でも、ゆうこすちゃんは特別だよね」
「もともと人気があるから、夢が叶うんだよ」
……なんて言われることもあります。
でも、そんなことないんです。SNSは誰にでも平等です。
発信する気持ちと、力さえあれば、誰にでも可能性がある。
もし、頑張っているのにうまくいかないのなら、それは「発信方法」が間違っているだけなのです。


●主要なSNSの「基本」と「特徴」

そもそも、SNSの投稿に「正解」や「間違い」なんてあるの?
そう思いますよね。あるのです。
フォロワーがたくさんいる人気アカウントだって、最初から人気があったわけではありません。私も、数え切れない失敗を経験して「正解」を少しずつ掴んできました。

例えばごく単純なこと、やりがちな間違いが、インスタをツイッター感覚でアップすることです。
ツイッターは共感・拡散型のメディアですが、インスタは検索・掘り下げ型のメディアなので、同じような投稿をしてもダメ。
同じSNSとは言え、それぞれのメディアに合った情報発信の仕方があるのです。これも、私自身、失敗を重ねるうちに気がつくことができました(詳しくはそれぞれ第3章・第4章で紹介します)。

ツイッターとインスタの違いを、もう少し詳しく見てみると、こんな感じです。

Twitter
文字がメインのSNSで、幅広い年齢層の男女が利用している。情報が流れていくメディアで、新鮮な情報を求める人が見るもの。なので、昨日感じたことではなく、今の気持ちをそのまま書く方がよいです。140文字の文字数制限があるので、私は短くてエッジの効いた文章にすることを意識しています。
そして、一番の特徴は、ユーザーに「リツイート(RT)」文化が定着しているので、SNSの中で一番拡散力が高いメディアだということです。

Instagram
通称インスタ。写真を見せるためのSNSで、若い女性に人気が高い。
一番自己プロデュースに向いているメディアで、私も「こういう女の子になりたい」という憧れを詰めこんで発信している場所です。また、優れた「口コミ」が集まる、掘り下げ型のメディアでもあります。

今書いたことは、みんな「なんとなく知ってる」ことかもしれません。
でも、それをはっきり意識できているかどうか、が差になります。その上で、それぞれのメディアにベストな形で発信しているか。そこまで見ると、なかなかできていないはずです。
私も、それがきちんと意識できるようになってから、投稿の仕方が劇的に変わりました。
そこからは不思議なくらい、フォロワーが増えていったのです。
もちろん、他のSNSメディアにも特徴があります。

ブログ
SNSの中で一番掘り下げ型のメディア。長文で「深い想い」を伝えるのに向いています。利用層は30代、40代女性、そして主婦層が多め。最近はLINEブログなど、若い世代向けのブログメディアも出てきました。ただし、拡散にはあまり向いていません。

YouTube
動画を投稿するメディア。「ユーチューバー」が子供のなりたい職業ランキング上位に入るくらい、今の小学生~高校生には欠かせないSNS。
私は主にメイク動画を投稿しています。特に10代の若い女の子はYouTubeで私を知ってくれた人がたくさんいます。SNSとは言え、情報発信者の割合が少なく「見るだけ」の人が多いので、「交流」の要素が一番少ないメディアです。それだけに、目立つチャンスがあるとも言えます。

そう、SNSにはそれぞれ得意、不得意があって、メディアの特徴に合った投稿をするだけで、反響を何倍にもすることができるのです。
こういうことは、誰も教えてくれません。
やってみないと分からないことだらけです。
私も、ひとつひとつのメディアに挑戦して、失敗して、ようやくファン層の違いや特徴の違いに合わせた投稿ができるようになりました。
どのSNSが正解、と考えるよりも、まずは今自分の使っているSNSの特徴をきちんと知っておくこと。これが実は、とても大切なことなのです。

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