2017年秋アニメのPVを54作品一気見!! 毎クール恒例イベント“つづきみ”第5回レポート

アニメ・マンガ

2017/10/3

 夏アニメが終わり、「来週はもうあのアニメは観られないのか……」と悲しみに暮れるこの季節。しかしそれと同時に、次のアニメが始まる期待の時期でもある。だが近年、アニメの数は1クールあたり50本を超している。社会人はもちろんのこと、学生ですらなかなか全てに目を通すなんて難しい。そのため、1話も観ずに何となくの雰囲気で見切りをつけてしまう、「0話切り」される作品があとを絶たない。でも、そんな作品の中にも、面白い作品は絶対に潜んでいるはず。

 そこで、そんな勿体ない事態を少しでも減らそうと2016年秋から「僕たちは新作アニメのプロモーション映像を3時間かけて一気観したらどのくらいつづきをみたくなるのだろうか?」、通称“つづきみ”というイベントが開始された。本イベントは、アニメ業界で働く人たちを集めて次クールのアニメのPVを一気見するというもの。その様子はニコ生で配信され、毎回多くのアニメファンが視聴している。

 今回5回目の開催となったつづきみには、つづきみではお馴染みのメンバー、司会進行役のニッポン放送アナウンサー・吉田尚記、助手の女優兼タレント・結、「アニメ!アニメ!」元編集長でジャーナリストの数土直志、「Anime Now!」編集長・リチャード・アイゼンバイスが登壇。計54本のPVが流された。

 最初は、『ラブ米 二期作』。ゲストとしてプロデューサーの福原慶匡が招かれる予定だったが、都合がつかなくなったため、代わりに吉田がスライドを読み上げる形で紹介がなされた。スライドには「米ing Soon…」「おさライッス」などネタが大量に仕込まれており、会場もニコ生も大盛り上がり。2期では新たなライバル“ヌードル”も登場するそうで、今後も様々な展開が予定されている。

 続いて、『アニメガタリズ』『妹さえいればいい。』『Just Because!』の3本、コメントを挟んで『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series』『クジラの子らは砂上に歌う』『少女終末旅行』のPVが流された。超有名作である「キノの旅」は、主人公キノが様々な国を旅していく物語なのだが、美術設定と美術会社が国ごとに違うというこだわりっぷり。原作の大ファンである結は、熱く期待を語っていた。

 続いて、『Code:Realize ~創世の姫君~』『戦刻ナイトブラッド』のPVが流され、『DYNAMIC CHORD』についてはキービジュアルとともに解説がなされた。そして、『Dies irae』『ディアホライゾン』『十二大戦』の3作品の紹介が続いた。「Code:Realize」は毒を持つ少女の物語で、女性だけではなく男性も楽しめそうだと吉田。『十二大戦』は、先行上映を観たというリチャードによると、「Fate」と「物語」シリーズを組み合わせたような世界観とのこと。そして『Dies irae』については、数土氏が解説。2015年クラウドファンディングで資金集めが行われたそうで、9656万円が集まった非常に注目度の高い作品だそう。

『王様ゲームThe Animation』『EVIL OR LIVE』、コメントを挟み、『Robomasters:The Animated Series』『つうかあ』のPVが紹介された。絵梦作品である『EVIL OR LIVE』は、ネット中毒者が収容される更生施設が舞台となっている物語で、原作のWEBコミックは累計3.8億PVを突破している。「Robomasters」は日中共同制作の作品で、自作ドローンと技術系男子を中心に描かれている物語。

 ここで、ゲストコーナー。『aiseki MOGOL GIRL』から、ハルコ役の原奈津子、プロデューサーの別所敬司が、モールでできたキャラクター「ハルコ」と「フユミ」を持って登場した。本作品の主人公は、モールでできたうさぎでありながら、アラサーのこじらせOLという設定だそう。うさぎのアラサーOLが婚活中という、今までにない斬新さ、クセの強さに、視聴者から驚きと笑いが巻き起こった。

 ゲストコーナーのあと、つづきみ開催を応援している企業の紹介が入り、再びPV紹介へ。『縁結びの妖狐ちゃん』『クラシカロイド』『アイドルマスター シンデレラガールズ劇場』と第2期作品となる3作品が紹介された。アイマスの大ファンである結は、話を振られると、ハイテンションなマシンガントークを繰り広げた。そのアイマスへの愛の強さに、会場から拍手が沸き上がった。続けて、『いぬやしき』『Infini-T Force』『VANISHING LINE』の3本。数土は『Infini-T Force』について、「これ、モーションキャプチャーなんです。すごい時代がきたんだなと思いました」と、アニメの新しい形への期待を語った。

 ここからの3本は、女性向けゾーン。『アイドルマスター SideM』『TSUKIPRO THE ANIMATION』『ドリフェス!R』『お見合い相手は教え子、強気な、問題児。』のPVが上映された。「お見合い相手は教え子」は、『僧侶と交わる色欲の夜に』から必ず入ようになった、“僧侶枠”と呼ばれる女性向けTL漫画枠。毎回、設定の強烈さ、地上波とは思えないエロさが話題になる枠で、今期も注目が集まっていた。

 続いて、『URAHARA』『このはな奇譚』『魔法使いの嫁』、トークを挟んで、さらに『食戟のソーマ 餐ノ皿』『3月のライオン』『ラブライブ!サンシャイン!!』の紹介。『URAHARA』は、歌手の春奈るなが初めて主演を務める作品。ラジオ番組で自身の妄想を演じるコーナーを展開している春奈は、吉田によると演技力も抜群とのことで、期待が高まる。

 ここからは、2回目のゲストコーナー。PV紹介のあと、『お酒は夫婦になってから』から、桜井小春役・仲田ありさ、宣伝プロデューサーの伊藤真広が登場した。本作品は、主人公の水沢千里と水沢壮良がひたすらイチャイチャラブラブしている作品で、独身が見ると壁を殴りたくなる、でもそこが良い作品、と語られた。また、アニメーションプロデューサーのはたなかたいちと電話で繋がり、「結婚したくなって少子化が止まる作品」と明かされた。

 その後は再び『ブレンド・S』『僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件』『ネト充のススメ』とこじらせ枠、そして『ヒミツのここたま』『ヴァンガードGZ』『モンスターハンターストーリーズ RIDE ON』『銀魂』とロングヒット作の紹介がなされた。リチャードはゲーム好きとして、『ネト充のススメ』に期待している、観てみたいとコメントした。

 PV紹介も残りあと少し。お次は、『宝石の国』『UQ HOLDER!~魔法先生ネギま!2~』『ブラッククローバー』。「UQホルダー」は、「ネギま!」1期を観ていなくても楽しめる内容とのこと。吉田曰く“漫画勢最大の注目作の1つ”である『宝石の国』は、映像の美しさはもちろんのこと、原作者・市川春子ならではの台詞にもぜひ注目してほしい、と熱く語った。

 そして、劇場アニメ&OVA作品のPV紹介。『ヤマノススメ おもいでプレゼント』『はいからさんが通る』、そして『RWBY』『DCスーパーヒーローズVS鷹の爪団』『ガールズ&パンツァー 最終章』の5作品が紹介された。ガルパンの最終章は全6話で、今回の放送はその第一弾となる。

 最後は『干物妹!うまるちゃんR』『鬼灯の冷徹』『結城友奈は勇者である 鷲尾須美の章』のPV紹介がなされたあと、3回目のゲストコーナー。『Wake Up, Girls!新章』から、林田藍里役・永野愛理が登場し、作品の紹介を行った。本作品は劇場版やTVアニメだけでなく、ライブ活動も積極的に行っており、作品だけでなくキャスト陣の成長も楽しめるのが魅力とのこと。また、新章では新キャラも登場する。

 そしてなんと、ここでさらにもう1作品、2018年1月から放送開始の冬アニメ『刀使ノ巫女』のPVが早くも上映された。本作は、人の世を脅かしてきた異形の存在・荒魂を祓う、“刀使”と呼ばれる神薙ぎの巫女たちが主人公。彼女たちは刀使としての訓練学校に通っており、御刀を手に異形と戦っていく、という物語だそうだ。

 これで、約3時間にわたるつづきみも終わりの時間に。最後は一言ずつ挨拶を述べ、本イベントは終了となった。次回第6回のつづきみは、12月26日開催予定とのこと。

「僕たちは新作アニメのプロモーション映像を3時間かけて一気観したらどのくらいつづきをみたくなるのだろうか? 」第5回

http://live.nicovideo.jp/watch/lv306446817

「つづきみ」公式サイト

http://tudukimi.com/

文=月乃雫