松坂桃李「女性の方にこそ観ていただきたい」 娼夫として生きる男性を描いた衝撃作『娼年』が舞台版と同じ監督×主演で映画化に大反響

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公開日:2017/11/3

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(C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会

 石田衣良の小説『娼年』が、2018年春に実写映画化されることが分かった。この発表にファンからは「際どいシーンの連続だろうけどこれは観なければ」「来春が待ち遠しすぎる!」と大反響が巻き起こっている。

 2001年の直木賞候補作にもなった同作は、娼夫として生きるリョウが人間として、男性として成長する姿を性の極限とともに描いたセンセーショナルな人間ドラマ。昨年8月には三浦大輔演出・松坂桃李主演で舞台化され、原作と同じくセックスを真正面から描いた内容と松坂の体当たりの演技が評判を呼び、チケット売り出しと同時にソールドアウトするなど話題となった。

 今回の映画化では舞台版と同じく監督・三浦×主演・松坂という布陣で、舞台とはまた一味違う映像表現の限界に挑戦。恋愛や女性に「興味がない」というリョウが、最初こそ戸惑いながらも「娼夫」として仕事をしながら女性の中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、やりがいを見つけていく姿を描く。

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(C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会

 松坂は映画化にあたり“ようやくこれで石田衣良さんが産み出した「娼年」が完成する”という三浦の言葉を紹介しながら、「何より女性の方にこそ観ていただきたい作品です」とアピール。三浦も「あまり前例がない、新しいエンターテイメントが産まれた予感がしています。R18作品ですが(こればっかりはしょうがない)、幅広い人たち、特に女性の方々に観て欲しい気持ちでいっぱいです。『娼年』は女性の欲望を全肯定する物語です」とコメントしている。

 舞台版と同じ監督・主演での実写化にファンは大興奮のようすで、「小説めっちゃ好きだから映画もマストですね」「舞台観に行けなかったから絶対映画館に行く!」「今日1番の衝撃ニュース。映画化ってマジか!」「舞台版と同じ三浦監督だから信頼感しかないよ」「欲望全肯定のR18作品というパワーワード」といった声が溢れ返った。

 娼年シリーズ最新作となる『爽年』も、2017年10月17日(火)に発売された『小説すばる』11月号で連載を開始。非合法のボーイズクラブを舞台に描かれる濃厚な性の世界を、映画と小説で堪能しよう。

■映画「娼年」
公開:2018年春
原作:石田衣良
脚本・監督:三浦大輔
主演:松坂桃李
映画「娼年」製作委員会、ファントム・フィルム、ハピネット、ホリプロ、集英社
製作:小西啓介、松井智、堀義貴、木下暢起
企画・プロデュース:小西啓介
エグゼクティブ・プロデューサー:金井隆治、津嶋敬介
プロデューサー:永田芳弘、山野邊雅祥、藤原努、石田麻衣
製作幹事:ファントム・フィルム、ハピネット
制作プロダクション:ホリプロ
企画製作・配給:ファントム・フィルム
公式サイト:http://shonen-movie.com/