白石隼也「優しく背中を押してくれるような映画」 サッカーチームの用具係に焦点を当てた「ホペイロの憂鬱」映画化

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公開日:2017/10/29

 サッカーチームの裏方に焦点を当てたミステリー『ホペイロの憂鬱』が、白石隼也主演で映画化される。原作ファンからは「どんな仕上がりになっているのか早く見たい」「相模原ロケで作られたホペイロとか見に行くしかないな!」と期待の声が続出している。

 同作は、サッカーチームの用具係“ホペイロ”を務める青年・坂上栄作が主人公の物語。坂上は「ビッグカイト相模原」という日本フットボールリーグ(JFL)所属のチームでスパイク管理を任されているが、チームは成績不振で伸び悩み、問題事も多い。奇妙な出来事が起こるたびにチームメイトは問題を坂上に押し付け、坂上は雑用と謎解きに追われることになってしまう。

 作中で起こる謎は日常に寄り添ったささやかなものばかり。「ほのぼの過ぎてサクサク読めるし登場人物のキャラクターも愉快」「サッカーにほとんど興味がない私でも楽しめた」「探偵役がホペイロっていうマニアックな視点が面白い」と、サッカー好きだけでなく業界の知識が全くない人が読んでも楽しめる小説だ。

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 坂上を演じるのは、映画「東京喰種 トーキョーグール」での活躍が記憶に新しい白石隼也。白石は「誰かと仕事をするってのは大変だなぁとつくづく思い知らされる」と自分と坂上との共通点を見出しながら、映画について「優しく背中を押してくれるような映画になったんじゃないかと思います」とコメント。坂上と共にチームを支える広報の女性は水川あさみが演じ、他にも佐野史郎、川上麻衣子、菅田俊、永井大らが出演する。

 映画の監督を担当するのは、大阪芸術大学出身の加治屋彰人。映画の撮影は全て相模原で行われている。2018年1月6日(土)から神奈川での先行上映が始まり、1月13日(土)から全国順次ロードショー。坂上はチームが抱える問題を解決していくことが出来るのか、公開を心待ちにしていよう。

■映画「ホペイロの憂鬱」
原作:井上尚登
監督:加治屋彰人
出演:白石隼也、水川あさみ、佐野史郎、川上麻衣子、菅田俊、永井大、白川和子、郭智博、小室ゆら
公式サイト:http://roupeiro-movie.com/