第15回『楽しくって仕方がない!土屋礼央式資産運用』前編 土屋礼央

更新日:2013/8/6

先ずはスタートし、色々と知る事が大事です
先ずは小額から始めましょう

『楽しくって仕方がない!土屋礼央式資産運用』前編

喜劇王チャップリンは映画「ライムライト」の中でこう言いました。
All it needs is courage, imagination, and a little dough.
(人生に必要なものは、勇気と想像力とほんの少しのお金だ)

人生を恐れてはいけない。
それに対するメッセージです。

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なるほど、考えさせられます。
そして僕にとって
レオナルホド・ダ・ヴィンチは人生みたいなもの。
憧れの人、チャップリンのメッセージ。
この連載も参考にすべきでしょう。

早速、当てはめてみます。


パターンに当てはめてみるのが好きな男、
土屋礼央です


「レオナルホド・ダ・ヴィンチに必要なものは、勇気」

ハゲ防止薬「プロペシア」を飲んだり、犬とkiss……。
この告白と行動力、勇気は間違いなく取り入れている。
この連載は勇気以外の何物でもありません。


「レオナルホド・ダ・ヴィンチに必要なものは、想像力」

濡れハッピーターンや、コーヒーを飲まないとどうなるのか?
これまた、連載の基本です。
想像力もナルホド・ダ・ヴィンチの生命線。
妄想癖じゃないと書き続けられません。


「レオナルホド・ダ・ヴィンチに必要なものは、ほんの少しのお金」

うーん、そう言えば、
お得な値段の話などはした事がありますが、
お金の事について書いた事はないな……。


こんな事を言うのもなんですが
僕は貯蓄するタイプです。

無駄な浪費は精神的に疲れます。


お金に関して、やたら真面目な男、
土屋礼央です

以前、RAGのおっくんに
「なんでお金使わないの? 今、地球が滅亡したら、俺の勝ちだよ?」
と言われる位、お金を使いません。

「え~、レオさんってケチなんだぁ~」


ケチではありません。
ケチだったら、
こんなにダ・ヴィンチの連載にお金を投資しません。

ケチと思われるのは心外です。
松屋で10円引きとかに興奮しますが、
決してケチではございません。

お金を使うのを我慢しているならば、それはケチかも知れませんが
僕は我慢をしていません、楽しんで無駄遣いをやめているんです。

だからケチではありません。


ケチでは無いと言い張る男、
土屋礼央です

と、書き始めておいてなんですが、


お金の事をここに書くなんて、
リアル過ぎて、駄目じゃね?

しかし尊敬するチャップリンの言葉を
当てはめるとなると、少しのお金の話は必要です。

僕も30代半ば。
大人として、お金に対する思いを書いても良い年齢です。
ほんの少しのお金の話をするには、勇気と想像が必要だ。

おぉ、なんだか、
自分的に前フリが巧くいきました。

先に言っておきます。

僕は、ミュージシャン界で
断トツで手堅い男だと思います。

とてもお金に対して堅実です。
身体より堅いっす。
それだけお金に対して不安なのでしょう。
でもビクビクしてませんよ。
楽しくお金と向き合っています。

という事で、遂に土屋礼央のお金の考え方をここで告白しちゃいます。

今回のレオナルホド・ダ・ヴィンチは

「楽しくってしょうがない!土屋礼央式資産運用」

をお届け。

これだけ手堅い土屋さんです。
この方法を取り入れれば

お金は絶対に減りません。

あなたが働いているなら減りません。

レッツチャレンジ!

***


土屋式お金の考え方その1

「お金はコップからこぼれた部分しか使わない」

とにかくこれが基本です。
代々土屋家の教えです。


コップからこぼれた水しか飲まなければ
水は減りません。蒸発しなければですが……

コップの大小は関係ありません。

コップという名の口座を作りましょう。
実際の貯金額(以後JC)からコップに入れる額を決め、
振り込みが済めば準備完了です。

そして
もう、そのコップの事は忘れましょう。
「何処にしまったか忘れちゃったー。テへペロ!」
ぐらいの感覚で結構です。

馬鹿になりましょう。

コップに入れたお金。
それはあなたのお金ではありません。
なので
コップに入れなかった額、
それがあなたの
本当の貯金額(以後HC)なのです。

「俺はお金が無い……」
そう思う筈。
これにより、以前より無駄遣いが無くなるでしょう。

そして忘れた頃、
年に一回ほど、コップの中身を確認しましょう。


「俺って意外と貯金あるかも」

と楽しくなる筈です。

そして僕はこの考えをアレンジし
二段階コップ式にしています。

手元に残ったHCですが、
僕は、これが減る事も避けたい。
減りだしたHCを眺めると
なんだか、自分は終わりに向かっている気がする!
と思っちゃうからです。

目減りをする金額を目にするのはよくありません。
想像力豊かな僕は、その目減りを勝手にグラフ化し、
今後の傾向として
右肩下がりのグラフを未来に引き延ばしてしまいます。

いつかはゼロになる……


もう、これは恐怖以外の何物でもございません。


将来に対して、すぐに不安になる男、
土屋礼央

そんな人生は楽しくありません。
なので、絶対に貯金額を減らさない方法を採用しています。
しかも、ちょっと鼻高々な気分でいられます。

先ずは給料も
実際の給料(以後JQ)

本当の給料(以後HQ)
に変換する所から始めましょう。

定期的に貯金額が最も減るイベントと言えば、
家賃の払い込み。
「なんて家賃が高いんだ! 大家の鬼っ!」

毎月、 ATMで払い込む時に心臓が苦しくなります。
大家さんが嫌いになります。

先ずは、ここをクリアしましょう。


家賃を払う時は、必ずJQが入った直後。

給料日と家賃払い日が違う場合は
別口座を作り、JQが入った途端に、家賃分を別口座に移します。
JQより家賃が高い人はいないでしょうから、
とりあえず、これで家賃支払い時に
自分の貯金額の見た目は減りません。


これで、貯金額がいつかはゼロになる恐怖から解放されます。

大家さんも嫌いになりません。

更に我々賃貸生活をしている身分は
「良いなぁ、マイホームを持っている人は、
家賃払わなくていいんだぜ、なんて羨ましいんだ」
と思いながら、家賃を振り込みます。
これも精神的に良くありません。
なので、

JQから家賃を払っているという感覚を捨てます。

JQー家賃=これがHQです。

その額をあなたのHQだと思うところから始めます。
計算してみて下さい。

少なっ。

そう思う額でしょう。

でも自分なんて、まだまだこんな身分ですわ。
昔はそんな時代もあった筈です。
これで
頑張ってもっと出世しよう!
と思えれば儲けものです。
え?俺はもっと稼いでいるんだって?
それがステータスだって?

そんなもん、どうでも良いです。

プライドを盾にするような奴は
プライドチキン野郎です。

ここを乗り越えられれば、
オプションでマイホームパパの気分を味わえます。
HQから家賃を払っていないので
賃貸と思っていた住居が持ち家感覚になります。

ATMを出た後、周囲を見渡して下さい。
「俺はマイホームを持っている! 将来安泰だ万歳!」
家賃を払うだけでそんな感覚が持てる。
いつもより商店街が華やかに見えるでしょう。

自立してから
この二段階方式でずっと生活してきました。
これで老後も安心だぜっ!

「どうせ死んだら、何もかも無くなるぞ、ベイビー!」
とロックな人の声が聞こえてきそうです。
いま貯金額とローマ字入力したら、ミスってチキン額って変換された。

確かにとても保守的な生き方かもしれません。

ただお金はコップからこぼれた部分だけを使いなさいと
教わってきた代々の土屋家。
常にそのコップの額を設定して生きてきました。
いまさら、バージョンチェンジは難しい。
Appleユーザーが今からwindows派に鞍替えする様なものです。

という事でPCにも派がある様に


土屋式お金の考え方その2

お金との付き合いかたも
兵隊型と専業主婦型が存在します。

兵隊型とは
お金を自分の軍事力と考え
攻めこませます。
自分が司令官なので、兵隊は文句を言いません。
自分のやりたい放題に出来ます。
これは戦争です。
戦いにいけば、兵隊はお国に戻ってこれるか、保証出来ません。
しかし、
それにより物品や、人脈を掴む事が出来ます。

お金で買えない価値がある。○○な事、プライスレス。
な考え方です。
時にはこれも素敵なお金との向き合い方です。
僕もたまには攻め込ませます。


攻めろーー!散財だーーーー!こちらが兵隊型。
でも使わないと、新しい事も生まれないかも知れません

で、僕は専業主婦型。
一度頂いたお金は、我が家で過ごして欲しい。


お前は家でゆっくりしていなさい。
そのままでいてくれれば、それで良いから。
「分かったよ、父さん」

あなたには家にずっといて欲しいんだ。

とお金を妻の様に愛して暮らしてきました。

「ただいまー」

「あらお帰り、今日もポテチ食べながら、TV見て過ごしてたわ!」

「ただいまー」

「あら、お帰り、今日もずっとテレビ見てたー。ワイドショー飽きたー」


そうだよな、
お前も働きたいよな。

時代は共働き。
お金を擬人化していたら
お金さんも自分の家族だったら、
家族の為に働いた方が良いんじゃないの?
と思う様になりました。
これからは専業主婦型ではなく、共働き型だ。
家族のお金にも働いてもらおう。


「私も働きたい!」
と樋口一葉も笑顔でアピール

俗に言う資産運用です。
そう思ったのが20代中盤。

しかしそこは手堅い男、土屋さん。

20代で国債を購入。

老後かっ。と突っ込まれる様な
ダイヤモンドよりも手堅い、国にお金を派遣して、
働いてもらう運用方法を採用。

勿論、それをコップ方式で
投資した事を忘れたまま、HQの中で生活。
すると銀行から電話が
「あの土屋さん、国債が満期になりましたが、
今後いかがなさいますか?」


忘れてた。

「あの、引き続き国債でも良いんですが、
ちなみに利率はどれくらいですか?」

「○○%です」


ひ、低っ!
利子少なっ!!

時給にしたら、いったいいくらだ?
この時給で嫁(金)に共働きさせるのは可哀想な気がする……。

「あ、ちょっと考えます……」

せっかく働く気があるんだから、
嫁(金)のモチベーションが上がる職場に就かせたいものだ……。

すると本屋である文字を目にする。
「株主優待生活」

ん?
なんだこれは?

フムフム、株を購入し、株主になると、
その会社の製品や、食事券が定期的に送られてくるだと?

主婦のモチベーションがあがるものと言えば……

スーパーマーケットで使える割引券……、
お得クーポン付きのレストラン……、
デパートで使える商品券……、

うーん、やはり生活に密着しているお得情報です。
これこそ、主婦のモチベーションである。

と同時に、
お得大好き人間土屋礼央にとっても
最高のモチベーション材料です。

普段、僕が愛用しているチェーン店は
株主優待制度があるのかな……。

京王、松屋、スタバ、マクドナルド、ビックカメラなどなど……、


全部、俺の愛して止まない会社ではないか!!


ここも株主優待制度があるのか……。
H.HSI……(ほ、欲しいの略)

でもちょっと、株ってお高いんじゃ……。

おっ、
10万円しない銘柄もあるぞ。
スタバなんて、数万円だ。
結構、手の届かない額ではないのね。
これなら、貯金だと思えば、手が出せるかも……。

いや、こんなご時世、
株価が下がったら、
優待券でお得になる額なんて、
全然ちっぽけでは……。


ハイリスク、ローリターンか?

でも、ちょっと優待券を持っている自分を想像してみよう……。

「牛カルビ定食ですね、680円です!」

「株主優待券があるんですけど……」

「あ、失礼しました、ではタダです!」

周りの人はお金を払っているのに、
普段食べているチェーン店の食事がタダで食べられる……
ビコーズ株主。


うーん
メチャクチャ快感かも……


この気持ち、ハイリターン!!

よし、株主優待生活開始だ!!


と思ったのが、一年ほど前。

わたくし、土屋礼央
この一年、株主優待券で食生活を補填するという
資産運用をしておりました。

株を購入し、優待券到着、そして優待券を使う……
その結果

こんなにも楽しい生活があったのだろうか!

な一年を過ごしてきました。

ここでやっと、その報告が出来ます。
来年連載にするぞと心に決めてから約一年。

黙っているのが辛かったっす。

こんな時代です。
そろそろ資産運用を……と
興味を持ち出した方もいらっしゃるでしょう。
この一年でひと通り、
土屋礼央が株主優待生活を体験しておきました。

次回は人生初の株主優待生活、体験レポートをお届け。
是非是非、参考にしていただければと思います。

「礼央さんのオススメなら、怖いけど同じ事するっ!」
気持ちは嬉しいですが、実践するなら慎重にお願いします。
マネーしなくて良いですからね。

ではでは土屋礼央でした。