「ダイヴァーシティ」の本当の意味とは? ダイヴァーシティを様々な観点から問い直す『WIRED』VOL.30

エンタメ

2017/12/18

 世界で最も影響力のあるテクノロジーメディア「WIRED(ワイアード)」の日本版雑誌『WIRED』VOL.30が、2017年12月9日(土)に発売された。

 特集は「Identity デジタル時代のダイヴァーシティ<わたし>の未来」。10月10日(火)に開催されたカンファレンスイヴェント「WRD.IDNTTY.」に続き、今まさに問われている「ダイヴァーシティ」の本当の意味を、テック、カルチャー、ビジネスの観点から問い直す総力特集となっている。

 特集では、「中動態の世界」(第16回小林秀雄賞受賞)著者の哲学者・國分功一郎や当事者研究で広く知られる熊谷晋一郎をはじめ、イラン人女性のアイデンティティを写真を通して訴えるアマク・マホモーディアン、「アイデンティティ経済学」の俊英ジャン=ポール・カルヴァーリョらが登場。

 そのほか、ミュージシャンMIYAVIのインタヴューや、メディア美学者・武邑光裕による論考「GDPRとプライヴァシー」、元ヴァンパイア・ウィークエンドのロスタム・バトマングリの音楽的アイデンティティを紹介。さらに、出会い系アプリ「Bumble」創業者のネットいじめへの抗議の声、オランダでの安楽死取材記事、ミレニアルたちが信頼するウェブメディアへの取材、ビョークやセント・ヴィンセントといった女性アーティストたちへのインタヴューも掲載している。また、総勢301人の「アイデンティティソング」を紹介する特別付録も収録。

 さらに、別冊付録「Future Mobility Special Report:未来のモビリティは、すでにここにある」では、いま、そしてこれからのモビリティを担う20のスタートアップをピックアップ。宅配の新しいかたちを目指す「ロボネコヤマト」やブロックチェーンによって変化をとげるモビリティインフラを特集している。

<特集>
・デジタル時代のダイヴァーシティ<わたし>の未来
<わたし>は、もはや、これまで考えてきたような<わたし>とは違うものになっているのかもしれない。SNS、AI、データ資本主義などがもたらす変化は、気づかぬうちに、ヒトをめぐるさまざまな枠組みを変えている。いま「わたしがわたしである」ということはどういうことなのか。

・「中動態」から始まる新しい<わたし> 國分功一郎×熊谷晋一郎
かねてより親交の深い哲学者・國分功一郎と医師・熊谷晋一郎は「中動態」や「当事者研究」という観点から<わたし>のあり方を問う。ふたりは意志・傷・責任・運命と同じキーワート゛に触れながら<わたし>の不思議に迫る。

・その人にしかない「声」か゛あるMIYAVIとルーク・ウッドと音楽の旅
ロサンゼルスに拠点を置き、世界を舞台に活躍する異能のギタリストと、アーティストからも愛されるオーディオブランドBeats by Dr.Dreプレジデント。音楽の最前線を切り拓く ふたりのイノヴェイターが語る、混迷の時代における音楽の役割とアイデンティティ/タダイヴァーシティの本義。

・<わたし>と<世界>とゆらめくホーターラント:池田純一
スマホの「向こう側」に広がった世界は、わたしの一部なのか、違うのか。「デジタル時代の<わたし>」という困難の真相に、池田純一が迫る。

・「Refinery29」と「them.」の挑戦:佐久間裕美子
ミレニアル世代に絶大な人気を誇るウェブメティア「Refinery29」と、LGBTQの新しいフラットフォームとしてローンチした「them.」。ふたつの気鋭のメディアは、いまウェブ空間をいかに更新しようとしているのか?

・<わたし>を離さないて゛ GDPRとプライヴァシー:武邑光裕
EUが適用を開始する「GDPR」(一般データ保護規則)なる規則は、デジタル空間に漂うぼくらのアイデンティティを取り戻してくれるのだろうか?

・Somewhere in The Half-Light ロスタム・バトマングリの音楽的自己同一性
・エコノミクスはあなたを計れるか「アイデンティティ経済学」の可能性 ジャン=ポール・カルヴァーリョ×山形浩生
・基礎講座 はじめてのダイヴァーシティ… and more

※掲載内容は変更になる場合があります。