ももくろちゃんZも体験! 日本科学未来館で開催中の“生きものになれる展”

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公開日:2017/12/19

 現在、東京・お台場の日本科学未来館で「MOVE 生きものになれる展―動く図鑑の世界にとびこもう!―」が開かれている。

 11月28日には報道関係者向けの内覧会が行われ、企画展の応援団に抜てきされた、Hulu配信の幼児向け知育番組『ぐーちょきぱーてぃー』に出演する「ももくろちゃんZ」のメンバーも登壇。“おひさまかなこちゃん”ことリーダー・百田夏菜子は、生きものになりきれるユニークな企画展について「動物のことを楽しく学べる場所なので、家族みんなで一緒に来てほしい」と魅力を伝えた。

◎探検家風の衣装に身を包んだももくろちゃんZが登壇


 日本科学未来館の企画展「MOVE 生きものになれる展―動く図鑑の世界にとびこもう!―」は、シリーズ累計250万部を突破するほどの人気を博すDVD付きの図鑑『動く図鑑「MOVE」』(講談社)をテーマにしたイベント。ジャングルや南極など地球上のさまざまな場所を再現したブースでは、ダンゴムシやペンギンなどの動物になりきり、来場者は体感しながら「生物多様性」を学ぶという貴重な体験を味わえる。

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 NHK『みんなのうた』でも放送された曲「求愛あるある(QIRR)アニマルダンス」に乗せて登場したももくろちゃんZのメンバーは、『ぐーちょきぱーてぃー』内でも使ったというジャングルを探検するかのような衣装で登場。舞台上で横一線に並び、百田の「“今会えるお姉さん”ももくろちゃん」の掛け声に続き、メンバーそろって「ゼェーット!」とおなじみのポーズを決めた。


 応援団という大役に百田は「みんな生きものが大好きで、就任はうれしかったです」と喜びを伝えたほか、“れいにーれにちゃん”ことメンバーの高城れには「プライベートで動物を飼っているメンバーもいれば、空き時間に楽屋で動画を観ていたりとみんな本当に生きものが大好き。そんな私たちのイメージがピッタリだったみたい」と就任の理由を明かした。

◎メンバーそれぞれの“なってみたい生きもの”を発表


 会見中には、企画展にちなみメンバーそれぞれがイラストで「一番なってみたい生きもの」を発表するコーナーもあった。スタッフによりフリップとサインペンを配られる中、百田が手に取ったサインペンのふたが開かなくなるというハプニングもあり、“たんぽぽしおりん”こと玉井詩織との連携プレーで悪戦苦闘するも、百田は「これが記事になっちゃうとイヤだ……(笑)」とはにかむ一幕もあった。


 30秒の制限時間が終わり、メンバーそれぞれがみずからの「一番なってみたい生きもの」を発表。ナマケモノになりたいという百田は「よく性格が似ているといわれるし、ふだんは行動がスローだったりするので、ナマケモノ界でしか味わえない体験をしてみたい」と理由を明かし、鶴を描いた高城は「縁起のよいイメージだし、今年は酉年で年女だったので縁があると思った」と繋がりを語った。


 クマになりたいという“ぽっぽーあーりん”こと佐々木彩夏は「寒くなってきたので、そろそろハチミツを片手に冬眠してみたい(笑)」と願いを吐露。イルカを選んだ玉井は「一度いっしょに泳がせてもらったときに、優雅に泳ぐ姿が『めちゃめちゃ気持ちよさそう』だった」と思い出を語り、クラゲを描いた“もしもしももかちゃん”こと有安杏果は、メンバーから「有安さん史上いちばん上手いかもしれない」と太鼓判を押されたイラストを片手に「水族館に行くたび撮影してしまうほど、幻想的な雰囲気が好きだから」と理由を伝えた。

◎佐々木彩夏は「絶対に女王アリ」と思わぬ一面を告白?


 企画展ならではの試みとして、メンバーがダンゴムシとアリになりきるコーナーも。背中からかぶりダンゴムシになりきれるスーツを身に着け、舞台上でうずくまる百田と玉井に対して、頭には触覚に見立てたカチューシャ、アリの脚に見立てたステッキを持った高城と佐々木、有安の3人が「スキあり!」とダンゴムシを突っつく一幕もあった。


 司会者から「生きものになってみた感想は?」と聞かれた百田は「殻の中にいると“守られている”ような安心感が強いから、楽屋でも『あ、ヤバい!』と思ったら着てみたい。メンバーからよく恨まれることもあるので(笑)」と思わぬ一面を告白。


 メンバー内では「あーりん(佐々木)みたいに凶暴なアリがいたら、たしかに私も丸まっちゃうかも」と玉井が答えると、百田は「あーりんは絶対に女王アリ」と印象を吐露。すかさず佐々木がメンバーを澄ました表情で見つめる場面もあった。

◎飛んで! 跳ねて! ももくろちゃんZが展示を体験


 実際に展示場での体験も行われ、水面に見立てた柔らかいマットの上を往復する「バシリスクになって水上をはしれ! 」に挑戦した玉井は「地面と比べてすごいスピードで走り抜ける必要がある」と感想を吐露。


 玉井から「カエルに似ているといわれるから、生きものの系統的にはいっしょなので上手そう」と太鼓判を押された有安は、メンバーから「速い速い!」と賞賛されみごとに完走。「人間が水面を走ることはできないから、すごく貴重だしおもしろい体験だと思います」と実感を伝えた。


 ももくろちゃんZの曲「求愛あるある(QIRR)アニマルダンス」に乗り、メンバーといっしょに動物の求愛行動を学べる「ももくろちゃんZと! LOVEダンスゲーム」も体験。コウロクフウチョウ(極楽鳥)を担当する百田は「意識して振り付けのスピードを速くしたけど成功してよかった」とホッとした様子で「こんなに誰かをメロメロにできることはないかも」と感想を伝えた。


 高城は担当するエイの仲間・ムンクスデビルレイになりきり、繰り返しかがみ込んでから高くジャンプするという求愛行動に挑戦。両手でパタパタと羽の動きを再現するオナガセアオマイコドリを担当する佐々木は、2匹のオスが1匹のメスに求愛するというその習性から「誰かを立てることの大切さも学べた気がします」と吐露。その発言を受けて「動物界では誰かを立てるのが大切かもしれないけど、うちの最年少は今のままの方が個性的かも(笑)」と高城がフォローする一幕もあった。

<イベント情報>
MOVE 生きものになれる展―動く図鑑の世界にとびこもう!―
http://zukan-move.kodansha.co.jp/nareru/
会場:日本科学未来館(東京・お台場)
会期:開催中~2018年4月8日
料金(当日券/個人/税込み):大人(19歳以上)1900円、シニア(65歳以上)1700円、中人(小学生~18歳以下)1300円、小人(4歳~小学生未満)1000円

取材・文・写真=カネコシュウヘイ