普段の食材でおもてなし料理――年末年始に使えるお料理の表ワザ・裏ワザ!

食・料理

公開日:2017/12/30

 何かと忙しい年末年始。大晦日あたりから正月三が日にかけては、都会から家族や親戚が帰省してくるのを田舎で待ちわびているという方も多いのではないだろうか。みんなが集まる田舎の実家の広間はお祭り騒ぎ。おばあちゃんやお母さんは特別な日こそと豪華な料理を作るのにはり切っていることだろう。

 精一杯おもてなししたい気持ちはあるけれど「高級な食材を買い揃えるわけにはいかない…」と悩むもの。わたしの実家もそうだ。そんな人にお薦めしたいのが、高級食材を使わずともお正月の料理が簡単に作れてしまうレシピ本『おもてもてなし うらもてなし』(笠原将弘/KADOKAWA)だ。

■特別な調理器具や高級食材は要らない! 年末年始のおもてなし料理にぴったりのレシピ

 本書が紹介するのは、特別な調理器具や高級食材を使わずとも簡単に作れてしまう年末年始の豪華料理のレシピだ。とり皮で「北京ダック風」、ボイル帆立で「ほお葉焼き風」などなど、プロ顔負けのレシピばかり。

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 本書を執筆した笠原将弘さんは、いま話題の“予約の取れない人気和食店”「賛否両論」の店主として大活躍中だ。そんな笠原さんが長年の料理人人生で培った技術を詰め込んだ本書はまるでレシピの福袋のよう。

帆立のほお葉焼き風

牛ボールのビーフシチュー

豚ひき肉の和風餃子

和風ミートボール

■年末年始のために奮発したはいいけど、冷蔵庫を開けてみると余った食材が…

 息子夫婦やいとこ家族が都会にUターンし、三が日のお祭り騒ぎが過ぎ去った1月4日。冷蔵庫を開けてみると、余ってしまった食材がたくさん。「これ、どうすんのよ…」と途方に暮れている主婦の方々にもまた朗報だ。本書の巻末には「もてなし料理が余ったら作れるシメの1品 20点」が掲載されている。このリストの中には、ぶりすきうどんや白菜ご飯おにぎりのあんかけなど、旬の食材を使ったものもたくさん用意されている。写真を見ているだけでおなかが鳴ってしまうほど完成度の高いお料理ばかりだ。

 年末年始のもてなし料理に何をつくろうか悩んでいるなら、本書を手に取り参考にしてみてはいかがだろうか。きっと幸せいっぱいな年末年始になるだろう。

文=ムラカミ ハヤト