「1つの鉢に1種類の野菜」はNG!? ベランダ菜園が成功するコツ

暮らし

公開日:2018/2/11

 ベランダ菜園歴25年の著者が「真似しやすい有機栽培のコツ」をまとめた、『ベランダ寄せ植え菜園』が2018年2月9日(金)に発売された。

 コンテナで野菜づくりを始めてみたものの、「思うように育たなかった」「収穫までには至らなかった…」という経験はないだろうか。初心者向けの栽培指南書はあるものの、調べれば調べるほど難しい方法ばかりで、結局挫折してしまったという人も少なくないだろう。 同書は、「野菜づくりの本質的なコツ」を紹介。もっとシンプルに収穫を楽しめる方法を伝授していく。

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 著者が伝授するのは、“1つの鉢に1種類の野菜を植える”という当たり前のやり方を変えること。例えばトマトなら、その鉢にバジルを一緒に植える。そうすればトマトがより元気に美味しく育つという。この方法なら、ベランダという限られた環境でも土の中の微生物の力を上手に借りることができ、最低限の手入れで無農薬・減肥料の有機栽培が可能に。

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 寄せ植えする植物同士の組み合わせ例はもちろん、基本となる土づくり、そして光合成の大切さを丁寧に解説。野菜栽培といえば“肥料を与えること”だと思っていた人には、目からウロコの情報が満載だ。

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 さらに真似したくなるのが、土を変えずに数年間使い回す「寄せ植えローテーション」。レタス→トマト→ブロッコリー→ほうれん草と、「1つのコンテナが畑になったのかと思うほど季節ごとに何かしら収穫できる」コンテナの作り方はすぐに試したくなるはず。

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 ほかにも、「とれたてがおいしい」と言われるマメ科の野菜の栽培方法も大公開。著者がたった7平米のベランダでエンドウを収穫している姿を見るだけで、自然と自分もできる気が沸いてくるはず。

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 同書を片手にホームセンターへ出かけて、ベランダをオシャレな菜園に変身させてみてはいかが?

たなかやすこ
イラストレーター&ガーデンクリエーター。コンテナをメインとした家庭菜園歴25年の実績を活かし、大学の市民講座や各地のワークショップなどを多数開催。『とれたてがおいしい! おうち菜園』『ベランダでおいしい野菜づくり』『はじめてのベランダ菜園』『おいしいベランダ菜園』など著書多数。

※掲載内容は変更になる場合があります。