「ゆるさない中毒」になってない? イライラ・モヤモヤがスッキリなくなる方法

暮らし

公開日:2018/2/28

「ゆるさない中毒」からスッキリ抜け出す方法を紹介する、『「ゆるせない!」がスッキリなくなる方法』が2018年2月19日(月)に発売された。

 誰でも「絶対にゆるさない!」という、イライラやモヤモヤした気持ちになることがあるだろう。そんな心の状態はとても苦しいものなので、自ら望んでその状態になりたいと思う人はいないはず。しかし、苦しいにもかかわらず「ゆるさない」は、快感を伴うという。つまり、快感であるということは、それを思い出すたび自分にご褒美を与えているのと同じこと。

 だが「ゆるさない」は頭にとっては快楽でも、体にとっては害。一時的に興奮状態となり、血圧を上昇させて動悸や震えなどを起こす場合もある。この状態が続くと、免疫力が落ちて肌のシミやシワなどを増やし、胃腸の機能を衰えさせて胃潰瘍や便秘、下痢などを引き起こし、ひいてはガンなどの免疫疾患の遠因になってしまう。

advertisement
img02.jpg

img03.jpg

 著者は、怒りやイライラの軽減、緊張緩和、集中力、継続力など「セルフコントロール」と「呼吸」の関係性を長年研究してきた倉橋竜哉。同書では、倉橋が開発した「マイブレス式呼吸法」を使った、呼吸の仕方によって体や心の状態を変化させる方法を紹介していく。

「呼吸」は無意識に行われている生命活動だが、心臓の鼓動などとは違い、自分で意識してコントロールすることができるもの。呼吸と心と体は密接に関係していて、ストレスがたまって息苦しくなったとき無意識に“ため息”が出たり、緊張した心をほぐすときには“深呼吸”をする人も多い。つまり、呼吸の仕方によって自分の体や心の状態を変化させられるということ。

img04.jpg

「許す」「赦す」「釈す」「恕す」「宥す」「聴す」など、“ゆるす”という言葉にはいくつもの漢字表記があるが、どれも共通して「厳しく締め付けていることをゆるめる」といったニュアンスがある。なので、「ゆるせない!」と硬くなっている心をゆるめることが「ゆるし」につながっていく。そして、この心と体をゆるめるのが呼吸法。「執着を手放すための鍛錬」である仏教の「禅の修行」や坐禅のもとになった「ヨガ」、近年注目されている「マインドフルネス」などでも、呼吸法は体と心を整えるための大きな要素になっている。

img05.jpg

 同書では、たくさんある呼吸法の中から、“ゆるし”に役立つ代表的な3つの呼吸法を紹介。また、実際に“ゆるせる”ようになった人たちのエピソードも掲載している。さらに、“ゆるし”とは何か、まずは何を“ゆるせば”いいのか、“ゆるす”ためにはどう考えればいいのかなど、心と体のあり方もイラストと共に解説。他者を“ゆるす”ことによって得られるメリットと共に、新しい人生の幕を開けてみてはいかが?

<目次>
第1章:「ゆるす」か「ゆるさない」かは自分で決められる
あなたの「ゆるせない診断」をしてみよう!
ひみつ1 「ゆるさない」ことはあっても、「ゆるせない」ことはない
ひみつ2 「ゆるさない」は恐怖と執着の心にあり etc…

第2章:「ゆるさない」をスッキリ手放す3つの呼吸法
呼吸法が「ゆるし」に効くワケ
呼吸法1 「ゆるめる呼吸」―ゆるすためには、まず心と体をゆるめよう
呼吸法2 「鎮める呼吸」―怒りやイライラは呼吸で受け流そう! etc…

第3章:ゆるすとスーッと楽になる
ゆるしから贈られる8つのプレゼント
プレゼント1 心だけでなく体の不調が改善する
プレゼント2 顔つきが良くなり、周りから愛されるようになる etc…

第4章:「ゆるせない!」が「ゆるし」になった人たち
事例1 仕事ができない自分がゆるせない
事例2 同僚にいちいちいらだつ自分がゆるせない
事例3 夫の死後、ひとりだけで楽しむ自分をゆるせない etc…

倉橋竜哉(くらはし・たつや)
日本マイブレス協会代表理事。神奈川県出身。同志社大学経済学部卒業。呼吸法を生かし、心身を整えて、どんな外的状況においても心がブレない技術を伝え、講師の育成を行っている。直接指導を行った「ブレスプレゼンター」と呼ばれる認定講師は100名を超え、全国各地で呼吸法講座を開催している。2014年にはオーストラリア3都市にて呼吸法講座を開催し、高い評価を受ける。以来「マイブレス式呼吸法」は、日本国内にとどまらず海外でも注目され急速に広がってきている。2008年に創刊したメールマガジン「毎日1分! 天才のヒント」では、呼吸法のメソッドや頭の使い方などについて配信。現在まで毎朝欠かさず配信しており、購読者数は3万人を超える。著書に『呼吸で心を整える』『呼吸を変えると、人生が良くなる』がある。

※掲載内容は変更になる場合があります。