美輪明宏が自ら語る激動の歌手人生…幾多の困難を乗り越えて気づいたこと

エンタメ

2018/3/17

 歌手・美輪明宏が自身の人生を綴った『愛の大売り出し』が、2018年2月28日(水)に発売された。

 16歳でプロ歌手としてデビューし、歌手人生を送ってきた著者・美輪。無償の愛をテーマに歌を作り、今まで幾多の困難を乗り越えて歌い続けた。同書は、美輪の劇的な歌手人生をまとめた一冊。代表曲「ヨイトマケの唄」の誕生秘話も収録され、表紙には公式キャラクターの「ミワちゃま」が登場している。

<同書より>
私には、不思議に思っていることが、ひとつあります。私はこれまで、自分の歌を宣伝したことは一度もありませんし、大宣伝をしてくれるような大プロダクションに所属したこともありません。私はただ、「自分が『本物だ』と思う歌をつくり、お客さまに精いっぱいお出ししよう」と思いながら、歌い続けてきただけなのです。それなのに、不思議なことに、何も宣伝しなくても、私の歌を、お客さまのほうから自然と持ち上げてくださることが、これまで多々、あったのです。「ヨイトマケの唄」は、まさにそんな歌のひとつです。
この世に生まれてきた人は、どんな人でも何らかの役目を持って生まれてきたのです。「駕籠(かご)に乗る人、かつぐ人、その又、わらじを作る人」と昔から言われているとおりです。私の役目は歌、演劇など芸能活動で人々に楽しみ、憩い、活力を吸収していただくことです。この日本や、世界の人々が、やさしい心の緑の森で仲よく暮らしていけますように、と。さて、あなたのお役目は何でしょう?

 人々へ「さあ皆さん、気前よく愛をばらまきましょう」と語る美輪。あらゆる試練にぶつかっても歌い続けた美輪さんの言葉に励まされてみてはいかが?

<取り上げられている曲>
「愛の讃歌」/「ボタ山の星」/「祖国と女達」/「金色の星」/「故郷の空の下に」/「ヨイトマケの唄」

美輪明宏
1935年、長崎市生まれ。国立音大附属高校中退。16歳でプロ歌手としてデビュー。1957年「メケ・メケ」、1966年「ヨイトマケの唄」が大ヒットとなる。1967年、演劇実験室「天井棧敷」旗揚げ公演に参加、「青森縣のせむし男」に主演。以後、演劇・リサイタル・テレビ・ラジオ・講演活動などで幅広く活動中。1997年「双頭の鷲」のエリザベート役に対し、読売演劇大賞優秀賞を受賞。

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