『斉木楠雄のΨ難』麻生周一が赤塚賞に寄せたコメントが話題

マンガ

公開日:2018/3/24

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『週刊少年ジャンプ』16号(集英社)

 2018年3月19日(月)発売の『週刊少年ジャンプ』16号では、集英社の誇る2大漫画賞「手塚賞&赤塚賞」の募集ページが登場。ギャグ作品を対象とした赤塚賞の審査員からコメントが寄せられ、「ギャグに対する考え方が本当に素敵」「ギャグ漫画って奥が深い…」と話題になっている。

 同誌では、第88回赤塚賞の審査員5名と『ジャンプ』編集部からのアドバイス&激励の言葉を掲載。作品作りにおいて大切にしていることなども明かされた。

 『斉木楠雄のΨ難』で知られる麻生周一は、ギャグは不謹慎だったり、他人を貶めたりと種類によっては人を傷つけることもあると語り、「1つのギャグが浮かぶ度『これを読んだ読者がどう思うか?』というのを考えるようにしています」とコメント。しかし、誰も傷つけない漫画を描くのはほぼ無理だとも感じているようで、「ギリギリ怒られないというラインを見極めましょう」とギャグ漫画家らしいアドバイスも寄せている。

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 この麻生のコメントに、ネット上では「麻生先生のコメント、めちゃくちゃ説得力ある」「ギャグ漫画に限らず、読者がどう思うかの客観視って大切だよね」「1つ1つのギャグをものすごく丁寧に作ってることが感じられる」と称賛の声が続出。

 その他にも同ページでは、『ピューと吹く! ジャガー』のうすた京介や『いぬまるだしっ』の大石浩二、『みどりのマキバオー』のつの丸、『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和GB』の増田こうすけからのコメントも。うすたは「自分にしか描けない物」を描くことを意識しつつ、どこかで「どうでもいい」という部分を無くさないことが大切だとアドバイス。大石は漫画を読んでもらうことが大切だと前置きして、「パッと見で気を引く工夫が必要な、そんな時代です」と明かしている。

「赤塚賞募集の審査員コメント、五者五様で興味深い」「赤塚賞・手塚賞のコメントもなんだかんだ毎回楽しみなんだよな」といった声が上がるように、読者も第一線で活躍する漫画家たちの言葉に興味津々のよう。漫画家を目指している人もそうでない人も、この機会にギャグ漫画家たちの熱い想いに触れてみては?