海外旅行はいつがお得? 世界一わかりやすく為替について解説!

ビジネス

2018/4/2

『No.1エコノミストが書いた世界一わかりやすい為替の本』(上野泰也/かんき出版)

 円高だと海外旅行は安く済む。ここまでは感覚的な問題としてわかっている。
 だがさらに突っ込んで「どうしてそうなるの?」ともしあなたが会社の後輩やお子さんに質問されたら、どうやって答えるだろうか?
 そんな非常事態のために今のうちに読んでおきたい一冊が、『No.1エコノミストが書いた世界一わかりやすい為替の本』(上野泰也/かんき出版)だ。

 為替が変動すると、店頭に並ぶ輸入品の値段が上がったり下がったりする。それだけでなく、私たちが日常的に購入している生活用品や加工食品の多くは、海外から原材料あるいは製品そのものを輸入している。それらの価格を左右する為替が動けば、日本の物価全体にも大きく影響することは、想像に難くないだろう。
 最近では、有利な運用を求めて外貨投資やFX取引を始める人も多い。こうした人たちの損益も、為替の変動に大きく影響されている。

 為替は、個人の生活にとってすら影響が大きいので、企業にとっては一層重要な問題だ。現代のビジネス活動は国境を越えてグローバル化しており、さまざまな国の製品・サービスが世界中を飛び交っているが、それにともなうお金の支払い・受け取りには常に為替が関係している。

 

 ところが、「円高で日本の自動車メーカーに大きな損失が」「円安でガソリン大幅値上げ」といったニュースを新聞・雑誌やインターネット上で目にしていても、為替と経済がどう連動しているのか理解できない、また説明できないという人は多い。
 わからないことを「知ったフリ」で通すのではなく、疑問に思ったそのときこそ勉強する最適なタイミングだ。
 本書では、よく聞く専門用語をかみくだいて説明し、さらに身近な具体例を織り交ぜながら、「為替」というものを知る「入り口」の知識が丁寧にまとめられている。

 基本知識さえ身につければ、これまで聞き流すだけだった世界の政治・経済ニュースは、興味深い貴重な情報源になる。あなたの世界がこれまでよりも大きく広がり、より広い視野で日々の生活や仕事に取り組めるようになり、資産運用にも有利に臨めるようになるだろう。

▲ニュースや新聞をみていると、「円高」「円安」という言葉は必ず出てくる。あなたはその意味を理解できているだろうか?

【本書のオススメポイント】
・為替ってそもそも何だろう?
・外国為替取引の中心はなぜドルなの?
・中国経済と人民元が抱える問題とは?
・為替相場に巨大な影響力をもつ機関投資家
・ユーロの実力はドルに迫っている
・ポンドの強さと将来性は?
・政治・経済情勢リスクに強いスイスフラン
・仮想通貨の影響力はどこまで広がるか
・米国大統領選の年はドル高になる?
・ドル暴落説は信用できる?
・為替取引はうわさで買って、事実で売る
・庶民感覚が相場のプロの予想に勝ることもある

【目次】
●Part1 為替は私たちの生活にとても身近な存在
●Part2 外国為替取引の基本を理解しよう
●Part3 経済が為替相場を動かす基本的なしくみを理解しよう
●Part4 為替相場の動きと経済のつながりを詳しくみてみよう
●Part5 外国為替相場を動かすプレーヤーたち
●Part6 ドル以外の通貨の実力は?
●Part7 為替相場の動きの法則と読み方・考え方

【著者プロフィール】
上野泰也 ● みずほ証券チーフマーケットエコノミスト。
1963年青森県生まれ、育ちは東京都国立市。85年上智大学文学部史学科卒業。法学部法律学科に学士入学後、国家公務員Ⅰ種試験に行政職トップで合格し、86年会計検査院入庁。
88年富士銀行(現みずほ銀行)入行。為替ディーラーを経て為替、資金、債券の各セクションでマーケットエコノミストを歴任。2000年みずほ証券設立にともない現職に就任。
質・量・スピードを兼ね備えた機関投資家向けのレポート配信、的確な経済・市場予測で高い評価を得ており、「日経公社債情報」エコノミストランキングで2002年から6年連続で第1位、
その後身の「日経ヴェリタス」エコノミストランキングで2011、16、17、18年に第1位(通算10回は最多記録)。共同通信「経済予測ダービー」で2011、12年に第1位。
著書に『No.1エコノミストが書いた世界一わかりやすい為替の本』のほか、同じシリーズで『経済の本』『株式の本』、『トップエコノミストが教える金融の授業』(かんき出版)、『トップエコノミストの経済サキ読み術』(日本経済新聞出版社)、『国家破局カウントダウン 日本を救う三つの処方箋』
『「為替」の誤解』(朝日新聞出版)、『日本経済「常識」の非常識』(PHP研究所)、『デフレは終わらない』『虚構のインフレ』(東洋経済新報社)、『「依存症」の日本経済』(講談社)、『チーズの値段から未来が見える』(祥伝社)など。経済雑誌への寄稿も多数。

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