1粒の涙でストレスを1週間分解消できる!? 奇跡の実話を読んで「涙活」してみては?

暮らし

公開日:2018/5/5

 泣きたい人におススメの実話を39本収録している、『人生の大切なことに気づく 奇跡の物語』が2018年4月11日(水)に発売された。

 昨今では、意識的に泣いてストレス解消を狙う「涙活(るいかつ)」が新聞等で話題になっている。知名度を伸ばしつつある「涙活」という言葉を初めて考え、広めたのが「涙活プロデューサー」である著者・寺井広樹氏だ。

 寺井氏は「明日笑うために、今日泣こう!」をテーマに、涙活のセミナーを開催してきた。最初にセミナーを開いたのは2013年。自身の周りに「泣きたいのに泣けない」という人がたくさんいたことがきっかけだった。特に働いている男性は職場で泣くことが許されず、自宅でも家族の前でも涙を見せられない…。

advertisement

 そこで「思いっきり泣いてストレス発散できる場所を作りたい」と考えついたのが、「涙活セミナー」だった。セミナーを始めると「みんな泣きたいのに我慢していたんだ!」という事実が判明。同セミナーは約5年間で約400回も開かれ、参加者の累計は1万2,000人以上に達している。

 もちろん泣いて全てが解決されるほど世の中は甘くない。しかし涙を流せばストレスが解消され、他人への敵意も改善されるという。東邦大学名誉教授の有田秀穂は「1粒涙を流しただけで、ストレス解消効果は1週間続く」と語る。人目もはばからず思いきり泣けば、今までとは違う世界が待っているはず。

 読んだ人が思い切り泣けるように、寺井氏がセミナーの参加者から集めた39種類の感動的な実話を収録。掲載された話に対しては「当たり前だと思っていた日常が実は奇跡の連続だったことに気づいて、何気ない日々が愛おしくなりました」(20代女性)、「感謝を伝えられる時に伝えないとあとで後悔すると思って、家族に思わず電話を掛けてしまいました」(30代男性)などの声が寄せられている。

 5月26日(土)と5月27日(日)には、三鷹で同書を使った朗読劇も開催される予定。大切なものを思い出させてくれる物語を読んで、普段我慢している涙を流してみては?

img02

寺井広樹(てらい・ひろき)
涙活プロデューサー。「涙活」の発案者。1980年、神戸市生まれ、同志社大学経済学部卒。2013年1月から「涙活」をスタート。現在、泣ける映画・音楽・詩の朗読など毎回テーマを変えて月1回ペースで、涙活を開催している。映画やドラマ、朗読劇とのコラボレーションも積極的に行う。涙活の形として泣ける話に特化した人情噺、「泣語(なくご)」も新たに発案し、さらなる普及を目指している。また、「離婚式」の発案者としても広く知られ、現在までに約500組の式に携わる。『涙活公式ガイドブック』、『人生を変える「涙」の法則』、『ナミダロイド』など著書多数。

※掲載内容は変更になる場合があります。