矢部太郎『大家さんと僕』が再浮上!   5月2日調べ「トーハン 週間ベストセラー」Pick UP!

エンタメ

2018/5/3

 5月2日調べの「トーハン 週間ベストセラー」が発表されました。各ジャンルから注目の本をピックアップしてご紹介します。

 文芸書ランキングの『オーバーロード(13)聖王国の聖騎士(下)』(丸山くがね/ KADOKAWA)は初登場で1位を獲得。同作は小説投稿サイトの連載が人気となり、2012年に刊行が開始された異世界ファンタジー小説です。2138年、長らく続いた仮想現実体感型オンラインゲーム(VRMMORPG)「ユグドラシル」のサービス終了時にゲーム内にいたプレイヤー“モモンガ”(現実世界では冴えないサラリーマン)は、サービス終了時間を過ぎてもログアウト出来ず、異世界へと転移してしまいます。ゲームの設定そのままに骸骨姿のアンデッドとして不死の肉体を得た彼は、かつてゲーム内で栄光を誇った自らのギルド「アインズ・ウール・ゴウン」の名を名乗り、絶対の忠誠を誓う配下とともに暗躍していく――「死の支配者(オーバーロード)」が活躍するダークファンタジーです。コミックス、アニメも大人気となり、2018年4月にはシリーズ累計700万部を突破、トーハンランキングにもシリーズ13巻全てが発売直後にランクインしています。

 今週の文芸書ランキングは、4位『アラフォー賢者の異世界生活日記(6)』(寿 安清/ KADOKAWA)、5位『とんでもスキルで異世界放浪メシ(5)』(江口 連/オーバーラップ)、7位『八男って、それはないでしょう!(13)』(Y.A/ KADOKAWA)、8位『ゲート SEASONS(2)謀濤編 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり』(柳内たくみ/アルファポリス発行・星雲社発売)と、1位の『オーバーロード』を含め5作品が、現実世界の主人公が“異世界”で活躍するファンタジー小説となりました。異世界ファンタジーはコミックス化、アニメ化されるケースも多く、若い人を中心に人気を集めています。

 単行本 ノンフィクション・教養書ランキングの1位は21週連続で『漫画 君たちはどう生きるか』(吉野源三郎 原作、羽賀翔一 画/マガジンハウス)。2位の『大家さんと僕』(矢部太郎/新潮社)は、第22回手塚治虫文化賞・短編賞を受賞したことで話題になり、再登場しています。お笑い芸人の同賞受賞、さらに本職の漫画家以外が作画した作品の受賞も初めてのことだそうです。同賞は他に年間を通じて最も優れた作品に贈られるマンガ大賞、清新な才能の作者に贈られる新生賞などがあり、今年のマンガ大賞は『ゴールデンカムイ』(野田サトル/集英社)、そして新生賞の『BEASTARS』(板垣巴留/秋田書店)は「マンガ大賞2018」とのダブル受賞となりました。第6位『老い力』(海竜社)は、『九十歳。何がめでたい』(小学館)の著者・佐藤愛子氏の最新刊。『九十歳。何がめでたい』も10位に入り、ロングセラーとなっています。

 紹介した本は全国の書店、またはオンライン書店「e-hon」でお求めいただけます。また、「トーハン 週間ベストセラー」はトーハンのホームページでもご確認いただけます。

■e-hon公式サイト(http://www.e-hon.ne.jp)