包丁の“正しい”使い方、知ってる? 基本を知れば、料理がもっと楽しく&おいしくなる!

生活実用

更新日:2018/7/9

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『新装版 一生使える。包丁の基本』(主婦の友社)

 あなたは包丁の正しい持ち方、持つときの姿勢、正しい切り方をきちんとマスターしていますか? 「自己流で切っている」という人が多いのではないでしょうか?

 料理は切ることから始まります。そして、魚をさばくのも、肉を切るのも、野菜の皮をむくのも、包丁がなければ始まりません。さらに、包丁は食材を食べやすい大きさにするだけでなく、火の通りをよくしたり、味をしみ込みやすくしたり、口当たりに変化を持たせ、見た目を美しく仕上げるなど、料理をよりおいしくするために使われます。

 つまり、包丁使いは調理の基本。包丁を正しく使いこなせれば、料理をすることが楽しくなるだけでなく、調理の効率が上がり、料理の味もグレードアップします。

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 そんな包丁の使い方を約1500カットの詳細なプロセス写真と丁寧な説明でわかりやすく解説した『包丁の基本』。2011年に発売され、「初心者からプロまで、誰にでも役立つ!」と好評を博した本書が装いも新たに2018年4月に主婦の友社から発売となりました。

【基本の切り方】
「切り方」もちょっとしたコツを覚えれば、驚くほど切りやすく、美しく仕上がります。食材によっては押し切ったほうが切りやすいものもありますが、多くの食材は上から下へ押さえつけて切ると断面がつぶれてしまい、スパッとなめらかな切り口にはなりません。切り方の基本は「突く」「引く」「そぐ」。包丁は手前から向こうへ、あるいは向こうから手前へ、すべらせるように動かしてこそ、真価を発揮します。本書では、「切り方」だけでなく、「包丁を持つときの姿勢」から、「包丁の種類」「手入れの仕方」まで丁寧に解説。

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【魚のおろし方&さばき方】
 魚のおいしさは鮮度にあり。そのおいしさを味わうには、買い求めたらすぐにきちんと下ごしらえをすることが大切。まるごと一尾の魚をおろせるようになると、料理の幅が広がります。とは言っても、難易度が高い魚のおろし方。本書では写真とイラストも交えて詳細なプロセスでレクチャー。なんと40種類もの魚介のおろし方やさばき方を紹介しています。

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【野菜の切り方】
 料理のレシピ本に出てくる野菜の切り方の名称、実はよくわかっていない人も多いのでは? 手順はもちろん、野菜を縦に置くか横に置くかで、でき上がりに差がつくことも。あらためて見直せば、料理上手へとまた一歩前進すること間違い無し! 基本の切り方から、お弁当やおもてなしのひと品に役立つ飾り切りまで、バリエーション豊かにご紹介します。

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【肉の切り方】
「肉の部位の説明」「部位によって向く料理」「目利きのポイント」など、肉を買うときにも役立つ基本情報からレクチャー。筋を切る、厚みを切りそろえる、食べやすく切るなど、包丁の入れ方ひとつで仕上がりは大きく違ってきます。

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 いかがでしたか? 本書では各食材の切り方に合った料理のレシピも紹介され、まさに一生保存版にしたい一冊となっています。包丁の正しい使い方を覚えることは料理上手への一番の近道。初心者の方にもプロの方にも役立つ『包丁の基本』を読んで、もっともっと料理を楽しんでみませんか?

【主なコンテンツ】
第1章:包丁の基本~種類と特徴、基本の切り方、手入れほか
第2章:魚介のさばき方と料理~おろし方の基本、素材別さばき方と料理
(あじ、穴子、甘鯛、鮎、いわし、かつお、かます、かれい、かわはぎ、きす、
金目鯛、さより、さんま、すずき、鯛、ひらめ、ぶり、まぐろ、まながつお、
めばる、赤貝、あわび、いか、えび、かき、かに、さざえ、たこ、はまぐり、
ほたて、みる貝など)
第3章:野菜~かぶ、かぼちゃ、ごぼう、里いも、大根、トマトほか
第4章:肉~鶏肉、豚肉、牛肉
コラム:飾り切り、お造りのあしらいほか