父の不倫で学校に居場所を失くした娘…ドラマ「あなたには帰る家がある」8話、胸を絞めつけられる視聴者続出

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公開日:2018/6/7

 2018年6月1日(金)に、ドラマ「あなたには帰る家がある」第8話が放送。父・秀明(玉木宏)の不倫で学校に居場所を失くした麗奈(桜田ひより)に対し、「可哀想」「共感できすぎて泣けてきた…」と胸を締めつけられる視聴者が続出した。

 同ドラマは、秀明が綾子(木村多江)と肉体関係を持ったことにより、家庭が大きく崩壊していく物語。佐藤家は前回ついに離婚が成立し、真弓、麗奈と秀明の2組に別れた生活がスタートする。

 この日の放送で麗奈は、帰宅早々「私、学校辞めたい」と浮かない顔で真弓に相談。「家からちょっと遠いし朝早いし、公立の方が授業料安いでしょ」と話したが、実は本当の理由は別に存在していた。

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 麗奈は陸上部の県予選出場選手で、部内でも笑顔で話しかけられるなど人望は厚いよう。しかしこの笑顔は、“父の不倫が原因で家庭が崩壊した”麗奈に気を使っているだけだった。麗奈は以前、親友の楓(三木理紗子)に「誰にも言わないでね」と家庭の悩みを打ち明けたが、楓がうっかり漏らしたことで話が拡散。以降部員が優しく接してくるようになったのだが、この“善意の気づかい”が麗奈には何よりの苦痛だった。

 そして迎えた県予選当日。会場には真弓と秀明の他に祖母の弥生(丘みつ子)まで応援に駆けつけたが、ここで麗奈が姿を消してしまう。真弓が近所の公園で泣き崩れる麗奈を発見すると、麗奈は「もう頑張れないの!」と絶叫。「みんな『元気出して!』って言うけど、もう平気な顔で笑うのも疲れた」「私が頑張ればママは喜んでくれるけど、もう無理なの… これ以上私に気を使わせないで!」と、溜まりに溜まった本音がついに爆発する。

 思春期の複雑な心境に視聴者からは共感の嵐。「今日の話は物凄くリアルだった」「友達も部員も悪意がある訳じゃない、でも本人にとってはキツイ…」「親にも友人にも言えないもんね」「時に『頑張れ』は酷な言葉になるよなぁ」などの声が続出した。

 単純な男女の関係ではなく、子どもの視点からも描かれる不倫ドラマ。物語も佳境に入り、これからどう展開していくのか要注目だ。

■ドラマ「あなたには帰る家がある」
放送:毎週金曜 夜10時
原作:山本文緒
プロデューサー:高成麻畝子、大高さえ子
キャスト:中谷美紀玉木宏、ユースケ・サンタマリア、木村多江 ほか
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/anaie/