他人に「90秒」で好かれるコツって? ビジネスやプライベートで今すぐ使える心理テクニック

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公開日:2018/6/26

 ビジネスやプライベートで使える心理テクニックを伝授する、『90秒で好かれる技術 改訂版』が2018年6月14日(木)に発売された。

 私たちは他人と会った瞬間に生存本能を働かせて、無意識のうちに一瞬の判断を下しているもの。「この人はチャンスをくれるのか、危害を加えてくるのか」「好きか嫌いか」「敵か味方か」といった区別によって、相手を見定めている。最初のハードルを突破しなければ、信頼を生み出して相手とのつながりを築くことはできない。

 初対面の相手と出会ってから90秒の間に、一体何が起こっているのだろうか。ほとんどの場合、最初の2秒で相手への対応を決定。残りの88秒で今後の付き合い方を決めているという。そのため肉体や心、声やイマジネーションを駆使して最初の90秒を最大限に活用する必要がある。

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 同書では、たった90秒で他人に好印象を与えるための技術を伝授。クライアントや職場の上司、同僚のほか初対面の相手とも心を通じ合わせられるテクニックが収録された。

 具体的な方法として、著者が出会った“社交の天才”のテクニックも掲載されている。その人物は業界トップの営業マンで、「第一印象は何にもまして成功の決め手となる」「相手が気に入ってくれたら、一番の長所を見てくれる。嫌われたら、一番の短所に目を向けられる」と語っているそう。天賦の社交の才能と多くの経験から生み出されたテクニックは、きっとコミュニケーションの役に立つはず。

<社交の天才が教える3つのテクニック>
1.人と会ったら相手の目を見てほほえむ
アイコンタクトはもっとも大切な非言語コミュニケーションの一つであり、笑顔は相手に好印象を与えるのに一番手っ取り早い手段。
2.相手と同じことをする
人間は動作や態度、表情が相手と同じだと居心地よく感じる。
3.イマジネーションにはたらきかける
自分が望んでいることを他人にやってもらうには、相手の感情を動かし、自分を助けたいと思わせること。

 他人に目を見つめられると認められたと感じるし、自分とよく似た人といると居心地がよく感じるのが一般的。またイマジネーションを刺激されると感情が揺り動かされるのは、いうまでもないだろう。ほかにも多数のテクニックや戦術を収録。新たな人脈やすでにある人脈を味方につけるための方法を、実際のエピソードとともに惜しみなく紹介している。

 「面接で真価を発揮できない」「営業や接客の仕事をしていて、なかなか相手と心が通じない」「初対面が苦手。パーティーで一人きりになりがち」「人前で話すとき、緊張してしまう…」といった悩みを抱える人は、ぜひ同書を手に取ってみてほしい。

ニコラス・ブースマン(Nicholas Boothman)
対人関係コンサルタント。NLP(神経言語プラグラミング)認定マスタープラクティショナー。AT&T、コカ・コーラ、レブロンなどの広告やファッション誌のフォトグラファーとして活躍するなかで、初対面の相手と瞬時に友好関係を築く技術を習得。現在は企業やグループ、個人のビジネスパーソン向けに、コミュニケーションの研修やコンサルティングを行っている。著書に、全米でベストセラーとなった『90秒で“相手の心をつかむ!”技術』などがある。

※掲載内容は変更になる場合があります。