タイトルも著者名もわからない。代官山 蔦屋書店コンシェルジュが新刊をおススメする「UNKNOWN BOOKS」

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公開日:2018/6/26

 代官山 蔦屋書店では、コンシェルジュがタイトルを伏せて新刊を紹介する企画「UNKNOWN BOOKS」を開催中。2018年6月10日(日)には4冊目となる「UNKNOWN BOOKS NO.003」の情報が公開された。

 今や1日に200冊もの本が刊行されるという時代。そんな中「UNKNOWN BOOKS」では膨大な情報のなかから埋もれた良書を探し出すのではなく、発売前の原稿から1冊を厳選。コンシェルジュが心揺さぶられた本だけを出品している。

 紹介される本はすべて未知=UNKNOWN。タイトルは明かされず、書評も存在しない異色の企画だ。話題の本を追いかけたり、書店で、仕事や趣味、昔読んで面白かった本と似てると思って手にとるような本とは異なる、自分では選び得なかった1冊と出会えるかもしれない。「UNKNOWN BOOKS」は、自分のルーチンの思考を越境する体験を提案してくれるのだ。

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<「UNKNOWN BOOKS」における3つのルール>
1.出品されるのは新刊だけ。
2.タイトル・著者・出版社は明かさず、あえて書評も書かない。
3.代官山 蔦屋書店コンシェルジュが発売前の原稿から厳選し、絶対の自信を持っておススメ。

 企画開始から現在までに紹介されている本の数は4冊。特設サイトでは発売時期や値段と共に、代官山 蔦屋書店コンシェルジュのコメントも掲載されているので紹介しよう。

<UNKNOWN BOOKS NO.003>
2018年6月15日(金)頃発売/2,800円(税抜)

この本は多くの人にとって、きっと入口ですらなく。暗号を解読するように注釈、参考文献を読み漁らなくてはいけないかもしれない。だけどその覚悟があれば、最先端の知見と古典の融けあう起点に行き着くことができるでしょう。

<UNKNOWN BOOKS NO.002>
2018年5月25日(金)頃発売/1,400円(税抜)

急速に深化=神化するテクノロジー。ゲームチェンジャーになりたいと考える全ての人へ。

新世界を俯瞰する
中央集権化が瓦解
横断的なコミュニティが拡張する時代
逡巡しているひまはない
“新たな航路の舵をとれ”

<UNKNOWN BOOKS NO.001>
2018年5月27日(日)頃発売/2,500円(税抜)

何かを始めたい、日常にダイナミックな変化をもたらしたい、と考え始めている人々に。世の中はもっと美しいものだと実感したい人々に。

もしあなたが、世界が嫉妬や傲慢さ、醜悪さ、絶望、憐憫に満ちていると感じたとしても、
あなたの選択が、これからのすべてを決定つけることを意識して
怯まず、勇気を出して最初の一歩を踏み出してみよう!
そうすれば、必ず誰かがあなたを助けてくれるのです。
人生の真実の美しさ、苦味やよろこび、パンチのきいたスパイスが、
世界の広さや豊かさを、教えてくれます。

<UNKNOWN BOOKS NO.000>
2018年4月22日(日)頃発売/2,200円(税抜)

humanities(人に関係する事柄)、business(仕事)に感興がある。世界をもっとおもしろくしたい、もっとおもしろくなると考える全ての人へ。

未来を切り拓く“白地図”
humanities(人文)とscience(科学)、technology(科学技術)の境界で、
誰かが考えた未来(人生)に従うことなく、
“ならどう生きるか”
自ら考える

 現在紹介されている書籍のうち、発売から1ヶ月経過した「UNKNOWN BOOKS NO.000」は書名公開された。若林恵さんの『さよなら未来―エディターズ・クロニクル 2010-2017』だ。また、代官山 蔦屋書店のオフィシャルブログでは、今回の企画にあわせて、若林さんが選んだ「UNKNOWN BOOKS」も紹介されている。

 本好きはもちろん、未知の体験をしてみたい人も満足できるはず。ぜひ同企画をチェックして、新たな読書の楽しみ方に触れてみてほしい。

◆「UNKNOWN BOOKS」特設ページ
http://real.tsite.jp/daikanyama/unknown-books.html

※掲載内容は変更になる場合があります。