あなたが指揮官ならどう戦う?「ボード・ウォーゲーム」の豪華付録が話題『歴史群像』

文芸・カルチャー

公開日:2018/7/12

1992年に創刊された『歴史群像』(学研プラス)は、歴史のなかでも特に人気の高いジャンルである「戦い・戦争」を中心に、歴史上の人物や出来事の実像に迫る雑誌。12月号恒例のカレンダーをはじめ、年に1~2回の特別号の付録が毎回話題になるこの『歴史群像』が、最新号(8月号)で通巻150号を迎え、その記念に本格的な「ボードゲーム」がついてくる。

『歴史群像』2018年8月号(学研プラス)

■豪華別冊付録の「ボード・ウォーゲーム」が早くも話題に!

 7月6日に発売された最新号(8月号)には、特製の本格的「ボード・ウォーゲーム」が豪華付録としてついている。ボード・ウォーゲームとはひと言で言えば、戦争や軍事作戦をテーマにした、マップの上でコマなどを実際に動かして楽しむシミュレーション・ゲームのこと。部隊を動かして戦うので、指揮官の気分でプレイできるのが醍醐味だ。この付録では、モスクワ攻防戦とバルジの戦いという、第二次世界大戦におけるドイツ軍の2大攻勢作戦をテーマにしている。初心者でもゲームを楽しめるように、ルールと進め方を詳しく説明したオリジナル・ルールブックつき。すでにSNSでは大反響、「面白さが半端じゃない」「眠れない」「もう3回やった」という声や、攻略法やプレイの経過を紹介する人も登場、早くも話題となっている。

「歴史群像オリジナル・ボードゲーム」
 表:モスクワ攻防戦(2人用)
 裏:バルジの戦い(1人用)
 打ち抜きコマシートと別冊ルールブック(32ページ)つき!

■8月号は150号記念「ドイツ陸軍特集号」

 この8月号は、通巻150号記念号で「ドイツ陸軍」を大特集。「ドイツとドイツ陸軍の歴史」「ドイツ陸軍とバルバロッサ作戦」「ドイツ陸軍装備変遷史」「ドイツ軍と作戦術」「ドイツ陸軍の中国派遣軍事顧問団」など、ドイツ陸軍を多角的視点から取り上げており読み応えがある。

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 もともと数多くの領邦に分裂していたドイツが、19世紀後半にドイツ帝国として統一されヨーロッパの強国となっていった過程や、そのなかで繰り広げられた数多の戦争について、図表や当時の写真などを豊富に使って解説する充実した内容は、歴史好きの方であればぜひ保存しておきたいものだ。



 カラー図版が嬉しい綴込付録は、「ドイツ装甲戦闘車両の変遷」と「ドイツ陸軍主要歩兵携行銃器」の2つ。前者はティーガー戦車やパンター戦車など、人気の高いドイツ戦車の発達の流れをイラスト入りで示したもので眺めているだけで楽しめる。

 この夏は暑そうだ。クーラーの効いた部屋で、指揮官になったつもりでドイツ軍の戦いを体感されてはいかが?

※『歴史群像』電子版には、ボードゲーム等の付録がつきませんので、ご注意ください。