「次にくるマンガ大賞 2018」が決定! コミックス部門『来世は他人がいい』、Webマンガ部門『先輩がうざい後輩の話』

マンガ

更新日:2018/8/23

第3回 次にくるマンガ大賞

 今回で第4回目の開催となる「次にくるマンガ大賞」。8月23日に行われた受賞作品発表会では、MCに中倉隆道氏(元NHKアナウンサー)と、SNSを中心に漫画家・イラストレーター「ぺろりん先生」としても活動している鹿目凛(でんぱ組.inc)を迎え、「コミックス部門」「Webマンガ部門」それぞれ上位3作品の授賞式が行われました。

 ⇒発表会タイムシフト視聴ページ

 両部門合わせたエントリー総数は3,711作品、投票総数は30万票超と前回から過去最高の盛り上がりを見せた今回。一体どの作品が大賞を受賞したのでしょうか? 早速結果を見ていきましょう!

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Webマンガ部門

先輩がうざい後輩の話
1位『先輩がうざい後輩の話』(しろまんた/一迅社)

 Webマンガ部門の1位に輝いたのは、Twitterで人気となり、現在はpixivコミック「comic POOL」でも連載中の『先輩がうざい後輩の話』。「いつも恋人未満な2人を見るのが楽しみで仕方がありません! 鈍感な武田先輩と五十嵐ちゃんのコンビは最高です!」(女性・10代)、「先輩が五十嵐ちゃんになびく日が待ち遠しい。五十嵐ちゃんが先輩にデれる日が待ち遠しい」(男性・20代)と、男女双方さまざまな世代から幅広く支持を得ての結果となりました。第1回のWebマンガ部門1位『ヲタクに恋は難しい』のようにブレイクするか? 今後に期待したい作品です。

 

【Webマンガ部門TOP10】

1位『先輩がうざい後輩の話』(しろまんた/一迅社)
2位『おじさまと猫』(桜井海/スクウェア・エニックス)
3位『極主夫道』(おおのこうすけ/新潮社)
4位『ぶっカフェ!』(小林ロク/星海社)
5位『お兄ちゃんはおしまい!』(ねことうふ/一迅社)
6位『トリマニア』(久世岳/スクウェア・エニックス)
7位『血と灰の女王』(バコハジメ/小学館)
8位『翼くんはあかぬけたいのに』(小花オト/小学館)
9位『ふしぎねこのきゅーちゃん』(にとりささみ/星海社)
10位『宇崎ちゃんは遊びたい!』(丈/KADOKAWA)

 

コミックス部門

来世は他人がいい
1位『来世は他人がいい』(小西明日翔/講談社)

 コミックス部門の1位に輝いたのは、月刊アフタヌーンで連載中の『来世は他人がいい』。読者からは「ラブコメのはずなのに、読んでいて背筋にスーッと冷たい感触がする。萌えと共に恐怖も味わえる新感覚ラブコメ。」(女性・30代)、「頭のネジが外れた奴らしか出てこない!誰にも共感できないことがこんなにも面白いことに初めて気付いた」(女性・10代)など、女性を中心に絶大な支持を集めました。主人公・霧島&ヒロイン・吉乃のぶっとんだキャラクター性や独特な世界観を評価する声が多く、これからのストーリー展開に期待が寄せられていました。ラブコメ強し!

 

【コミックス部門TOP10】

1位『来世は他人がいい』(小西明日翔/講談社)
2位『Dr.STONE』(稲垣理一郎、Boichi/集英社)
3位『錦田警部はどろぼうがお好き』(かんばまゆこ/小学館)
4位『Artiste』(さもえど太郎/新潮社)
5位『アクタージュ act age』(著:宇佐崎しろ、原著:マツキタツヤ/集英社)
6位『呪術廻戦』(芥見下々/集英社)
7位『ここは今から倫理です。』(雨瀬シオリ/集英社)
8位『五等分の花嫁』(春場ねぎ/講談社)
9位『シネマこんぷれっくす!』(ビリー/KADOKAWA)
10位『熱帯魚は雪に焦がれる』(萩埜まこと/KADOKAWA)

 

 さて皆さんの応援している作品はランクインしていましたか? 今回は両部門ともラブコメが大賞を受賞。ラブコメの波動が猛威を振るう中、すでに連載が終了している『錦田警部はどろぼうがお好き』がコミックス部門3位にまさかのランクイン。Twitter上でのファンの方たちによる熱い呼びかけがこの結果につながりました。すごい!

 Webマンガ部門では、2位『おじさまと猫』、3位『極主夫道』と個性的な作品が並び、作品人気のあった異世界転生系はやや落ち着いた印象。このあたりのトレンド変動はコミックス部門よりビビッドに現れるように思います。

 「次にくるマンガ大賞 2018」公式サイトでは、両部門の11位~20位作品やTOP3作品のサンキューイラストの紹介、ノミネート全100作品の試し読みができます。どれも秀作なので、気になる作品があったらぜひ手に取ってみて下さい! さらに明日24日から全国書店で「次にくるマンガ大賞」フェアを順次開催します。大賞作品購入で特製ポストカードがもらえるキャンペーンも実施しているので、お近くの書店でぜひゲットしてください!

 ⇒フェア開催店舗一覧

 

「次にくるマンガ大賞」とは?

 2014年にダ・ヴィンチとniconicoが、すべてのマンガファンによる推薦と投票を通して“次にブレイクしそうなマンガ”を発掘し紹介することを目的として創設。一般ユーザーからエントリーされた作品の中から、“次にくるマンガ大賞運営委員”でコミックス部門50作品、Webマンガ部門50作品をノミネート作品として選出します。そしてノミネートされた作品を対象に、改めてユーザーの投票を受け付け、両部門の大賞作品やランキングを決定していく「ユーザー参加型」のマンガ大賞です。

<これまでの「次にくるマンガ大賞」>
第1回(2015年)エントリー作品数は867作品、ユーザー投票数は27,692票
第2回(2016年)エントリー作品数は1,681作品、ユーザー投票数は73,602票
第3回(2017年)エントリー作品数は2,140作品、ユーザー投票数は154,060票

 ⇒次にくるマンガ大賞 公式サイト

協賛:日本出版販売/大日本印刷