「人はなぜ、罪を犯すのか?」 綾野剛、杉咲花、佐藤浩市出演で吉田修一『犯罪小説集』映画化!

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2018/8/26

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(C)2019「楽園」製作委員会

 『悪人』や『怒り』など、多数の著書が映像化されている人気作家・吉田修一。新たに『犯罪小説集』の映画化が決定し、ネット上で「今から待ち遠しい」「絶対観に行く!」と早くも期待の声が上がった。

 吉田自ら「こんなにも物語をコントロールできず、彼らの感情に呑み込まれそうになったのは初めて」と語る同作。2016年に発表された短編集で、「人はなぜ、罪を犯すのか?」がテーマになっている。

 吉田作品最高傑作との呼び声も高く、読者から「犯罪者の手記? と思うほどリアル」「人間の持ってる汚い部分、悲しみなどを見事にえぐりだしてる」「突き刺さる珠玉の小説集」と評されている同作。映画は「楽園」というタイトルで公開され、主演には『怒り』の実写版でも好演を見せた綾野剛が抜擢された。

 青田に囲まれたY字路――。ある夏の日、幼女誘拐事件が起こった。未解決のまま、住民の胸には罪悪感だけがしこりのように残り、事件直前まで被害者と一緒にいた紡は心に深い傷を負った。
それから12年後――、再びそこで2つの悲劇が起こる。少女が行方不明となり、町営住宅で暮らす豪士が容疑者として疑われた。追い詰められ、街へと逃れるが、そこで豪士は驚愕の行動に出るのだった――。
 そしてY字路に続く集落、愛犬と暮らす養蜂家の善次郎は、村おこしの事業を進めていたが、話のこじれから村中の非難を受け、村八分状態に。善次郎は狂気に陥り、恐るべき事件へと発展する――。被害者の親友だった少女、容疑者の青年、そして限界集落で暮らす男。なぜ人は罪を犯すのか? なぜ自分だけ生き残ってしまったのか? それぞれの人生が交錯するとき、物語は衝撃のラストへと導かれる…。

 紡を演じるのは、今年放送のドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」のヒロイン役が記憶に新しい杉咲花。善次郎役には高い演技力と存在感で映画界を支える佐藤浩市が選ばれ、話題性、実力共に申し分ない布陣が敷かれた。

 重厚なテーマの作品は、スクリーンでどう描かれるのだろうか。今から期待に胸を膨らませて、公開日を待とう。

■映画「楽園」
公開:2019年
出演:綾野剛、杉咲花、佐藤浩市 ほか
原作:吉田修一『犯罪小説集』(KADOKAWA)
監督・脚本:瀬々敬久
配給:KADOKAWA