アインシュタインは同級生からバカにされていた!?「偉人」だっていろいろあった…読めば勇気がわいてくる、新しい心の教科書

暮らし

2018/8/28

 何か新しいことに挑戦する時に失敗はつきものとはいえ、失敗してしまうと心が折れて、挑戦することを諦めてしまいそうになる。
 だから人は失敗しないように安全な方を選んでしまったり、失敗しても言い訳ばかりして素直に現実を受け止めることができなかったりしがちである。

 しかし失敗は悪いことではない。実は失敗から学ぶことの方が多いのである。『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』は、「失敗することが成功への鍵」であるということを、「英雄」「偉人」と呼ばれる人たちの「失敗談」を紹介しながら教えてくれる。

 例えば、ピカソ、二宮尊徳、ダリ、孔子、シャネル、ライト兄弟、アインシュタインなど、今では偉大な成功者として讃えられている彼らだが、その人生はずっと成功ばかりではなかった。

「うちの子、真面目すぎる…」
→「逃げてもいいよ」を教える、二宮尊徳の失敗

 貧しい農家に生まれつつも、幼い頃からとても勤勉だった二宮尊徳。そんな優等生のまま大人になった尊徳は、当時貧しかった農村を復興するため全力を尽くすが、武士たちから嫌われて悪口を言われることに。そして自信を失った尊徳は、逃げ出してしまうのだった…!

 そのあとの尊徳は、断食修行をしたりして、自分の心と向き合う。そして、善と悪などというものはそもそも存在しないという考えに至り、心の強さを身に着けた尊徳は、また村へ。結果、村の復興も成功し、それをお手本にして救われた村は600以上にのぼるといわれてる。

「逃げる」というのはとても格好悪いことのように思える。しかし、どうしようもできないときは、その気持ちにまかせて逃げてしまおう。大事なのは、逃げた後、何をするかだから。

「勉強がダメで…」
→「得意なことを突き詰めよ」を教える、アインシュタインの失敗

 相対性理論をはじめ、物理学を何十年分も進化させたと言われている、「天才」アインシュタイン。しかし彼は小学校のころ「のろま!」などと呼ばれてクラスメイトからバカにされていたのだ。バカ正直で要領が悪い。勉強も、算数以外はまるでダメ。そんな彼が「天才」と呼ばれるようになるとは、誰が予想できただろうか。

 ただ、アインシュタインからもわかるとおり、世の中は、人よりはるかに得意なことがあれば、それだけで生きていけるもの。いくつかの「苦手なこと」を気にして落ち込むより、たったひとつの「好きなこと」を大事にして、心から楽しむことが大切なのだ。

「友だちと上手くいってないみたい…」
→「無理して仲良くしなくていい」を教える、フロイトの失敗

「無意識」などで知られる精神医学者のフロイト。彼は、心のプロフェッショナルとして、心の研究に人生を捧げた。そんな中、一緒に研究してくれる仲間があらわれ、共に心について話し合うように。しかしここで、フロイトは失敗。自分と違う意見を持つ仲間のことを、フロイトは認めようとせず、自分の考えに無理やりあてはめようとしたのだ。そのせいで、ユングやアドラーなど、後に世界的な心理学者となる仲間たちは、彼の元を去ってしまった。

 ただ、これは本当に間違ったことだったのだろうか? フロイトにとってどうしてもゆずれない部分だったから、それを守り抜いただけのこと。自分が一生懸命考えて出した答えを大切に思っているなら、それを捨ててまで誰かと仲良くする必要はないのかもしれない。

 偉人達もたくさんの失敗を経験したからこそ、その経験を活かして成功することができ、後世に名を残すことができたのである。

 偉人の失敗談に加えて、「忘れる」「遅れる」「ウソをつく」というような子どもにありがちな失敗談とその対策も紹介。

 本書を読むことで「失敗しないと人生損する」という気持ちになれたら、しめたもの。失敗を恐れずに、新しいことにどんどんチャレンジできるようになる。

 そして、失敗してしまい心が折れそうになった時に、子どもだけではなく大人にも勇気を与えてくれる「勇気の書」として支えになってくれるだろう。