「この世界の片隅に」の世界観を再現! 昭和のくらし博物館で開催中の企画展が大好評

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公開日:2018/11/14

 昭和の一軒家を利用した「昭和のくらし博物館」にて、映画「この世界の片隅に」の展示企画「すずさんのおうち展」が開催中。複製原画展示や北條家の部屋を再現したコーナーが設けられ、「タイムスリップしたみたいで楽しい!」と大好評だ。

 同作は、こうの史代の漫画を原作としたアニメ映画。戦時中の広島に嫁いだ少女・すずが、嫁ぎ先の北條家で日々を懸命に生きる姿が描かれている。映画は2016年に公開され、ファンによる口コミで瞬く間に大ヒット。

「昭和のくらし博物館」は、昭和26年建築の庶民住宅を家財道具ごと保存・公開している博物館。お茶の間や書斎、台所、座敷、子ども部屋など、当時の暮らしがそのまま再現された貴重な施設だ。「すずさんのおうち展」では、複製原画や映画の資料コレクション、監督補・浦谷千恵による描き下ろし水彩画など貴重な作品を数多く展示。土間や台所、座敷ではまるですずが生活しているかのような風景が再現され、「映画に出てくる物に気付く度に嬉しくなった」「すぐ隣にすずさんがいるんじゃないかと思わされる」「住みたくなるほどの居心地の良さ」と好評の声が続出している。

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 展示期間中には、わら草履づくりや障子張り、モンペ作りなど昭和の暮らしを体験できるワークショップ「すずさんのくらしの学校」も実施。12月24日(月・祝)には博物館近くの大田区民プラザで、監督・片渕須直と博物館館長・小泉和子によるトークショーが開催されるので要チェックだ。

 2019年には、映画の延長版「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が公開される予定。本編映像に新規シーンを追加し、すずの周囲にいた人々の人生をさらに深く掘り下げていく。当初は2018年12月公開予定だったが、製作期間延長のため公開が延期に。それでも「いつまでも待ってます!」「納得のいく作品に仕上げて欲しい」「どんなクオリティになるのか楽しみ」と期待の声が相次いでいるので、公開を心待ちにしていよう。

■「映画『この世界の片隅に』~すずさんのおうち展」
会場:昭和のくらし博物館
期間:2018年11月2日(金)~2019年5月6日(月)
特設サイト:http://www.showanokurashi.com/014.htm

■映画「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」
公開:2019年
原作:こうの史代
監督:片渕須直
出演:のん、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、澁谷天外
公式サイト:https://ikutsumono-katasumini.jp/