「まだまだ宿には秘密がありそうで気になる」『湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ』続編に歓喜の声

文芸・カルチャー

2018/12/22

『湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ』(中島久枝/ポプラ社)

 2018年12月1日(土)に、中島久枝が手がけるシリーズの第2段『湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ 三日月の巻』が発売された。江戸時代の宿屋・如月庵で繰り広げられる人情あふれる物語は、「主人公が健気で応援したくなる!」と好評だ。

 作者の中島は、『日本橋牡丹堂 菓子ばなし』シリーズや『金メダルのケーキ』などの作品を生み出してきた小説家。フードライターとしても活躍しており、お菓子や総菜などを紹介した書籍も多数出版している。和菓子屋が舞台の『日乃出が走る 浜風屋菓子話』シリーズでは、1度つぶれた和菓子屋「橘屋」の娘・日乃出が店を復興させようと奮闘する様が描かれた。

 シリーズ1作目にあたる『湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ』は、江戸時代に火事で姉と生き別れた少女・梅乃の物語。身寄りのない梅乃は、坂の途中にある宿屋「如月庵」で部屋係として働くことになる。如月庵は知る人ぞ知る小さな宿だが、気配りの細やかな部屋係に板前自慢の料理などサービスは充分。梅乃は個性豊かな奉公人たちやワケありの客に出会う中で、1人前の部屋係として成長していく――。

 1作目を読んだ読者からは、「梅乃ちゃんが頑張る姿がほほえましい」「時代小説だけど可愛らしい文章で読みやすかった」「出てくるキャラクターがみんな面白い」と絶賛の声が続出。「まだまだ宿には秘密がありそうで気になる」「この続きもぜひ読みたい!」と続編を望むファンも多かった。

 『三日月の巻』では、如月庵の離れに逗留する謎の客が登場。なんでも女中頭の桔梗とかかわりのある人物のようで、桔梗は離れにつきっきりで世話を続けているのだが…。

 続編が出版されたとあって、ファンからは「早く梅乃ちゃんに会いたい」「今度はどんなお客さんなんだろう」「巻が進むにつれ話がどんどん展開していきそうだから楽しみ」と期待の声が。今度は如月庵でどんな事件が巻き起こっているのか、手にとって確かめてみては?