新探偵登場。その相棒は小学4年生!? 有栖川有栖の書き下ろし最新作『小さな謎、解きます』が公開!

文芸・カルチャー

2018/12/14

写真提供=Getty Image

 著者と同名の有栖川有栖が探偵役とタッグを組んでさまざまな事件に挑む〈江神二郎(学生アリス)〉シリーズと〈火村英生(作家アリス)〉シリーズ。本格ミステリとしての鮮やかな展開と個性的なキャラクターが活躍する作品群には多くの読者が魅せられている。

 そんな人気シリーズを持つ有栖川有栖氏の書き下ろし最新作『小さな謎、解きます』(全5話)が、JTが運営するWEBサイト「ちょっと一服ひろば」で公開される。一話については、特別に「ダ・ヴィンチニュース」の特設ページでも読むことができる。

 主人公の樋間直人は、商店街の一角で〈街角探偵社〉を開業したばかりの新米探偵。祖母が〈占いの館〉として使用していたスペースをタダで借り受け、半年ばかりの興信所勤務をたよりにこの仕事を始めた。ガラス戸に掲げたのは〈小さな謎、解きます。お気軽にご相談ください〉という呼び込み文句だ。

 私立探偵というのは〈調べる〉〈捜す〉が主な仕事なのに、〈謎を解く〉をアピールしたのは、彼が推理小説ファンだったからである。本人は「こうしたら客層が広がる」と大真面目に考えていた。

 しかし、依頼があったのは数件の便利屋紛いの仕事だけ。時間を持て余していた直人のところにときどき顔を出すのが、甥の健斗だった。

「暇だったら、ぼくが問題を出すから解いてよ。専門でしょ」

 小学四年生の彼が直人に出題するのは、単純ななぞなぞもあれば、真面目な歴史クイズもある。年相応に無邪気な一面と大人顔負けの知識や発言――そんな健斗とのやりとりに直人が興じていると、ガラス戸が開いて、髪をほんのり茶色に染めた大学生ぐらいの男性が入ってきた。3日ぶりの依頼人のようだ。

「木根といいます。実は、殺人事件の……」

 はたして、縁なし眼鏡を掛けた茶髪の依頼人はどんな謎を持ち込んできたのか?

 新たな探偵の登場にシリーズ化の期待も高まる本作。
 直人の推理にひらめきを与えたのは――!?

⇒「小さな謎、解きます(第1話)」(ダ・ヴィンチニュース)
⇒「ちょっと一服ひろば」(JT)